お久しぶりです。

 

長らく更新できていなかったので、自分の将棋の変化についてのお話と、

ゆっくり時間が取れていなかったのでその振り返りをしたいと思います。

 

六月ごろ~現在まで

真部流を含むコーヤン流を軸に序盤を再構築してきました。
それなりの成果も見えつつある中で、やはりへなちょこ急戦が難敵だと感じています。
また、▲5七銀型三間飛車を警戒した持久戦調の駒組をされることも多く、▲6七銀型もサブウエポンとして勉強中です。
主にトマホークとかなけんシステムがこれに該当します。
 
特にトマホークは研究勝負になりやすく、初見殺し的な意味合いは強いものの決まってしまえば81六段クラスでも完封できるほどの破壊力を秘めています。
もちろん対策というか、そもそもトマホークにさせない駒組を選択されることが多いのですが、その補完としてかなけんシステムを選ぶに至りました。
 
その他、Vtuberの菜々河れいさん考案の菜々河流三間飛車ミレニアムも試してみましたが、こちらはしっくりこず。
他の方の情報が集まってくれば再度勉強したいと考えています。
 
あとは後手番戦術として従来から勉強していた四間飛車穴熊も用いています。
厚みや模様を取る三間飛車と堅く遠い四間飛車穴熊の二軸で組み立てているため、どちらかの調子を崩してももう一方で立て直せるというのが主な要因。
加えて81dojoだとメタゲーム的な戦型選択が行われることもあり、その目くらましとして、性質が違う振り飛車を織り交ぜている意味もあります。
 
最後に終盤について。
以前の記事で書いたような少し手数の長めの詰将棋に取り組んでいます。
若干ですが終盤力がついてきたような実感があり、将棋クエストの詰めチャレでも最高レートを更新中です。
三段比では終盤型だった私ですが、四段以降は終盤型を名乗れなかったのがコンプレックスでもあります。
今は終盤型とまではいかずとも、楽に臨めているのが好循環のきっかけのような気がします。
 
以上が夏季四半期での戦法選択と勉強の傾向です。
 

六月ごろ~現在までの振り返り

相振り 勝率59%(37局)
先手 勝率55%(20局)
後手 勝率64%(17局)
 
三間飛車 勝率52%
先手 勝率65%(26局)
後手 勝率20%(10局)
 
四間飛車 勝率41%
先手 勝率100%(1局)
後手 勝率36%(11局)
 
相振りは好調。
直近50局に絞るとさらに勝率の良さが際立ちます。
要因としては相振りでの菅井流と里見流、角交換型中住まいの安定感が大きいと見ています。
五段以上にも五割近く勝てているので、この路線は変えずにいっていいでしょう。
 
問題は対抗形。
三間飛車は全体勝率52%、先手勝率65%と及第点ですが、後手番勝率は四間飛車も含めてみてもが悲惨なものとなっています。
ただし新しい可能性の模索をするかというとそうでもなくて、三間飛車に比重を置いた結果、四間飛車穴熊の定跡を忘れていったというのが体感です。
 
つまりは四間飛車穴熊を再勉強して4~5月程度の練度まで持ってくれば全体としての勝率をかなり上げることに繋がると仮定できます。
後手番対抗形、つまりは21局の勝率を60%に上げることを目標として、
実現した場合は12勝9敗、現状が8勝13敗となり
1局10点とレートを仮定すればマイナス50がプラス40に転じて、差し引き90点の上積みを期待できます。
 
そうなれば現在の平均レートが2060程度なので2150程度の安定した五段に定着できる見込みですね!
なんとかこちらに持っていけるよう、精度と練度を上げていければと思います。
 
新しい戦法ではなく、かつての主力を再度磨き上げるということで、現実的な路線ではないかと思っています。
終盤力の向上も継続していけば、去年の今頃よりも上を目指せるのではないでしょうか。
来月には赤旗名人戦もあり、81dojoでは八一王戦が開幕したこともって、なんとか勝ちにこだわって指し続けていきたいものです。