いきなりですが、アボカドの食べ頃が未だにわかっていない私です。

コロナのせいで自炊が中心になり、アボカドの食べ頃を時々間違えています。

 

そんなことはさておき、今日は軽い話題をひとつ。

学生時代は将棋世界を年間購読していたのですが、最近は全く手を付けておらず、こないだ『イメ読み』のコーナーが終わってしまったことを知りました。

 

イメ読みとは、イメージと読みの将棋観のこと。

その時々の旬な局面や新手について、トップ棋士がイメージや読みを交えて、忌憚なく意見を述べるコーナーです。

ある棋士は先手が八割勝てると語れば、別の棋士は五分五分かむしろ後手がやれると語るなど、トップ棋士であっても意見が分かれることもあり、自身の考え方を照らす鏡のように感じながら読んでいたのを覚えています。

 

そんなコーナーがなくなってしまったのは、寂しく思ってしまったり、逆にソフトによって局面の評価が数値化されていく実情がやはり反映してしまったのかと納得してしまったりもします。

 

しかし実際に将棋を指していると、自分の判断が大きく間違っていたり、驚くような妙手に出会ったりする感動は未だにあります。

81dojoの私が主催している『真夜中のシンデレラ』というサークルがあるのですが、そこでこの『イメ読み』企画を行っています。

 

週に一度、サークルメンバーに対して私が局面を投げかけ、そこに対しての感想を思い思いに語ってもらっています。

そこから一週間後、その局面の解説と次の一題が出題されるといったリマインドです。

 

この企画も開始からまもなく一か月を迎えるのですが、実はネタの設定にやや悩んでいます。

回答者の方が固定の数名なのでモチベーションも上げづらく、また少数なのでその方々の棋風や戦型を意識するとかけ離れた題材に躊躇することもあります。

 

少し愚痴っぽくなりましたが、要するにいろんな人に見てもらって、ワイワイやりたいのです。

サークル『真夜中のシンデレラ』は仕事などの都合からログイン時間が遅くなりがちなメンバーの交流場として、低い敷居をモットーに運営しています。

 

サークル『真夜中のシンデレラ』

https://system.81dojo.com/ja/forums/289

 

もちろん参加費などは無料ですし、将棋が大好きな気のいいおじさんやお兄さんたちが中心ですので、各々楽しんで活動しています。

イメ読み企画も、メンバー限定の掲示板内なので、このブログの読者様の中に興味がある方がいらっしゃれば是非サークルへのご加入やご質問をお待ちしています。

 

最後に前回のイメ読み企画で取り上げた題材をひとつ。

サークルメンバーさんの対局から出題。

現在、先手の手番。

すでに形勢は先手良しですが、ここで紛れなく先手に迫る好手がありました。

その手はなんでしょう?

また後手からの反撃筋など、思い思いに回答ください。

 

先手の指した手は下図です。

正解は▲4二歩でした。

ソフトも第一候補に挙げた一手で、評価値はこれで2000点から3000点まで触れており、逆転する方が難しいといった形勢になりました。

これを着手した先手の六段は、着手まで3秒。

実戦の中ですごく広く手が見えているなと驚かされますね。