カミーユ・クローデル | 笑子の日々笑進

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徒然なるままに。

フランスの彫刻家
カミーユ・クローデル
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ロダンの弟子で、ロダンと見間違えられる程の才能を持っていたそうですが、作品が評価され始めたのは、もっとずっとずっと後のこと

彼女の写真は、どれも同じ目をしています
真っ直ぐなのに、絶望しているような目

幼少期からずっと、この目

ロダンの作品で一番好きなのは1890年頃作「瞑想」
ロダンのエヴァをより捻ったような姿の女性像は、腕も足もなくした姿であり、しかしロダンはのちに、自身の作品の中で一番完成に近いとコメントを残している

カミーユの作品はなかなか実際には見られないですが、一番好きなのは、1893年作「幼い女城主」
幼い少女が一心にナニカを見つめる姿は、彼女の生涯のようで切なくなる

この2つの作品が、同時期に制作されたのは、偶然ではない気がしてならない
きっと、少女の目線の先に「瞑想」が存在し、それをじっと見つめるロダンが存在していたのではないだろうか、なんて

ただ、そう信じたいだけの妄想です

10月19日は、カミーユの命日でした
失なわれた藍の色本番中でなかなかゆっくり向き合えなかったので、今日改めて

孤独に時代と戦ったひと
それも、言い訳をせず
自己を追い求め続けた

そんな彼女を、来月演じます。
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未だ見ぬ彼女に向かって
未だ見ぬ私に向かって

是非観にいらしてください