平成26年 1月16日(木)10時~12時 大田区民プラザにて
参加者10名
テーマ
①怒ったり叱ったりしたこと
②冬芽の発見
③子ども発見
④子育てのうた
⑤子どもの絵を聴く
~先生のお話より~
家族の関わりが薄れたことで、子どもが獲得する生活ことばが少なくなっています。
その何が問題かというと、生活ことばが少なくなると、自己表現が難しくなるのです。
自己表現ができないことは、子ども達の作文や絵が個性的でなくなっていることからもわかります。
自己表現が薄れると、人間性ではないところでの評価が目立つようになります。
そして数字で表せるような能力で競うようになるのです。
これはいじめの背景でもあります。
子育て文化を継承していない人が増え、0、1、2歳の子育てが衰弱しているのが社会の課題です。
親と子が心を通い合わせるには、
言葉を話すようになってからではなく、赤ちゃんの頃からが大切です。
「うちの子はまだ話せないからいいだろう」ということはありません。
心の交流はおなかにいる時から始まっていますよ。
例えば、笑顔を誘うときに、どうしますか。
笑った顔になればいいというものではありませんね。
割り箸を使って口角を上げ、笑顔を作る訓練があったり、笑顔を作る道具やおもちゃに頼ったりすることもあるようですが、笑顔になる心が大切なのです。
赤ちゃんなら、「いないいないばあ」「いいお顔、いいお顔」など、親子の交流の中で笑顔になることを伝えていきたいものです。