12月5日(木)10時~12時 大田区民プラザにて
テーマ
①さりげなく家族の心にひびくふだんの言葉
②言葉のリボン
③子ども発見
④子育てのうた
⑤子どもの絵を聴く
先生のお話より
~おままごとの陶冶性について~
最近はほとんど使われない言葉となってしまいましたが、「陶冶(とうや)」とは「教育」とほぼ同義語です。
かつてままごと道具は陶冶の教具でした。
ままごとは今、ただのお料理ごっこのようになっていますが、
本来ままごとには、親の真似を通して心を学ぶ陶冶性があります。
「ままごと」。
漢字で書くと「飯事」。
「事」は真似をする遊びであることを意味します。
つまりお母さん(家族)の真似をする遊びです。
お母さんは子どもをそばにおいて、真似させたいことをせっせと見せていきましょう。
例えば、人にものをすすめる時の優しさ「どうぞ」
もらった時の感謝「あんがと」やおじぎ
よくできた時の褒め言葉「いい子、いい子」
子どもは次々とお母さんの言葉、しぐさを真似していきますから、お母さんも優しい言葉を積極的に使うようになります。
子どもはお母さんの真似をしながら、お母さんが家族に対してどいう心遣いをしているかも学びます。
2歳くらいからままごとに熱中し、その後はごっこ遊びへと広がっていきます。
赤ちゃんごっこ、お買い物ごっこ、お医者さんごっこなど。
子どもはいろいろなごっこ遊びを通して人間生活の基礎を学んでいきます。