寄り添う感性についてのお話



聞こえなくても聞こえ、見えなくても見え、触らなくても感じられる、これが感性です。


大人が感性を磨くと、子どもにそれを伝えられます。


「寄り添う感性」とは、大切な人間関係能力です。


これが浅いと子どもはこちらを向かなくなります。

子どもと目が合わないのは、お母さんが目が合う空気を持っていないからです。


自分より弱いものに寄り添う感性を持っているかどうか。

小さなもの、穏やかなもの、かすかなものに手が向くかどうか。

寄り添う感性が身に付くと、「そうっと触る」ということができるようになります。


競争社会の中で、「強い力」はみんなが身につけようとしています。

しかし、もう一つの大切な力は「寄り添う力」です。


家族を大切にしようと思うならば、感性を大切にしてください。


子どもに対して、指導語をどれだけ言っているでしょうか。

もちろん指導語も大切ですが、それだけではいけません。

子どもがこちらを向きたくなるような言葉が出ているでしょうか。


感性を磨く会話をするには、自然を見つめ、無駄話をするといいですね。


無駄話をするには、口調がゆっくりになったり、穏やかになったり、小さな声になったりします。

無駄話は子どもがそばにいないとできないからです。

身近で、ゆっくり、笑顔で話すから良いのです。

これを意識的にやるといいでしょう。


      まとめ odorimama