空想力に関して、次のようなお話をしていただきました。
「皆さん、テキストのはじっこをほんの少し千切ってみてください」
と先生もご自分のテキスト端を小さく切って、
「この紙きれ一つで子どもとどんな会話ができるでしょう?どんな言葉がけができますか?
この紙が動いたり話したりしたら、かなり空想力がありますね」
次に紙を手のひらにのせ、もう片方の手のひらでそっと包み、静かに上の手を開かれました。
「これなら、どうですか?こうすると随分語りかけやすくなったのではないしょうか。
手のひらは私たちに関わってくれるからです」
次には手の中の紙を取って(つまり何もない状態にして)、先ほどと同じようにそっと手を開きます。
「これで、言葉が出てくるでしょうか。これは見えないものを見る能力です」
最後は、手を使わずに、言葉がでてくるか?というところまで考えました。
「これは見えないものを見る究極の力です」