9月14日(火)池上文化センターにて


秋の子育て連続講座の第1回目を行いました。

多くの方にご参加いただき、感謝しております。


<プログラム>


「子どもの絵を聴く、チャレンジ記録」 寺内定夫先生講演

「語らいの子育てに取り組む母親から」母親2名の体験談

班ごとにグループ交流



~寺内先生のご講演のまとめ~


人間関係文化を家族の中で作り出すことについて


感性とは、相手により寄り添う心で、いろんな発想を可能にし、○か×をはっきり決めるものではありません。

一方、理性とは、相手に関係なく、答えが出るものといえます。テストで点が付けられるものです。

学校はこの力で子ども判断します。これはある意味仕方のないことです。

しかし、人と関わりあう優しさや寄り添う心は生命にとってはとても大切なことです。

だから、学校では育てられない感性を家庭で育てる必要があるのです。


感性を育てる一つの方法として、「手のひら包み」があります。

手は子どもに安心感を与えます。例えば、手のひらで子どもの顔をそっと包み込む、手のひら絵本を楽しむ、抱っこするなど。抱っこはガソリンスタンドだという人もいます。子どもは抱っこされることでエネルギーをチャージして元気になり、外に向かおうとする意欲が芽生えます。

また、手のひら包みは優しい心を育てます。そっと穏やかに手のひら包みをしてみましょう。


また、「子どもの絵を聴く」ことも大切です。小さい子どもは言葉で表現できない気持ちを絵で表現しています。それをどのように受け止めるか、共感できるか。普段から親子の会話をたくさんしたり、子どもをよく観察することで、絵に対する声掛けも変わってくるはずです。


もちろん、会話も大切です。

共感のある会話をどれくらいできるか、家族にどんな心を渡しているか、を意識してみましょう。




※次回までに書いていただくチャレンジ記録の課題についてはこの次の記事にアップします。