ねっ!語らいの子育て  
     『ねっ!語らいの子育て』
    寺内定夫・著  花岡道子・絵  
      童心社
     
      1260円
 

寺内先生の新刊です。
親子で語らいあい、ほほえみあうために必要な「発見・共感・ファンタジーの子育て」が提案されています。
そして、この本には、ほほえみの会や八王子母親研究会などのチャレンジ記録と子どもの絵がたくさん載っています。

読んだ感想は、

「分かりやすい!」
「先生からいただいた課題の意味が良く分かった!」(今さら・・・?)
「チャレンジ記録(ほほえみの会)を続けて良かった!」

今までいろいろな課題を子どもと一緒にやってきましたが、それがとてもわかりやすくまとめられています。
私たちがやってきたことはこういうことだったのか、と改めて気付かされる感じでした。
ここに書かれていることは、何も難しいことではなく、誰でもやろうと思えば、すぐにできることばかりです。
例えば、「ねっ!」とうなづきあう、ほほえみあう、空想遊びをする、など。
どれも、何も身構えることなく、何も道具を必要とせず、今すぐ目の前の子どもにしてやれることです。

しかし、その僅かなことが子どもの心を開くことをチャレンジ記録を続けていて本当によくわかりました。
「ねっ!」と優しくほほえんだり、絵を両手で受け取って、あれこれ話をする・・・。
そういうことで、子どもは驚くほど変わることもあるのです。
何より、親が変わります。
先生は、子どもに「変われ」とはおっしゃいません。
「親が変われば、子どもが変わる」これが先生の口癖でもあります。

夜、この本を読み終えて子ども達への愛しさで一杯になり、
寝室へ行って寝ている子ども達をそっと抱きしめました。

                                   オドリママ星