7月11日

かぶと虫のオスを飼い始めてから息子は毎日お世話をしている。

接近しすぎるくらい接近してじーっと見ている。


子「カブトってかわいいねぇ。
目がちっちゃくて丸くて、ピカピカして、たっくんカブトムシの目好きやねん。」


カブトムシの絵を描き始める。


子「ママ、できたよー。」

私「おー、茶色と黒がまざってて、色がいいねぇ。」

子「たっくん、描けたねぇ。」

私「あれ、でもよーく見て。(足の先辺りを指差して)なんかここおもしろくなってる。」

子(じーっと見ている)

「なんか、さきっちょが二つになって、ビヨンビヨンってなってるな。」

描き足す。


私「あれ、これも角かな?」

子「あれ、こっちにも角があるんやねぇ。」描き足す。

子「あ、カブトもう寝るみたいやな。お布団にもぐっていくよ。
ほりほりしながら上手にもぐっていくなぁ。」

 

7月  草津温泉の宿でカブトムシ4匹とクワガタ虫2匹もらい、息子も1歳の娘も毎日大興奮。
外でも虫かごの横に並んで腹ばいになって様子を見ている。

子「カブトな、ごはん食べるときお尻かわいいで。プクプクうごかして、足も動かしながらたべてるわ。」

私「ほんまやね。おもしろいね。後ろからみたらカエルみたいに見えてきたわ。」

子「ひゃー、カエル!」

 

子「クワガタってピカピカしてないな。目が端と端にあって、ちいちゃくてかわいいね。」

私「ほんま、目と目が離れてるわ。やー、かわいい。ママクワガタ好きやわ。」

子「たっくんもクワガタ好き!」

私「体もぺったんこで、ブローチみたいや。」ちょっと肩につけてみる。

子「たっくんも、たっくんも!」


 クワガタのオスとメスを服につけようとするがなかなかうまくいかない。

おまけに娘もややこしいので、切り上げることにした。

私「もうクワガタ眠いんちゃう?カブトよりもいっつもよう寝てるやん。」

子「そうやな。もうおやすみ。クワガタちゃん。」


ケースに入れるなり、そそくさとオガクズの中に深くもぐっていく。

子「ようねるなぁ、クワガタは。なんで、昼にねるんかな。夜にばーっかりご飯食べて。」

私「なんでのかな。暑いのきらいやのかな。はずかしいんかな。」

子「はずかしいんちゃう?」

笑う。                  カモパンコスモス