親の文化を伝える

5月15日(月)第15回 ほほえみの会の報告

 商業主義の中で、「生活者」=「消費者」というイメージになっていますが、生活をするということは、消費するということではありません。
 つまり、もの=「商品」ではなく、人間が生活のために作り出すものであることを子どもに実感させたいのです。

★ Iさんは、親子で餃子の皮作りにチャレンジ。
 餃子の皮はスーパーで袋に入って売っているもの(=商品)と思っていた子どもたちが、粉だらけになりながら、奮闘する様子を記録しました。
 家族で作った餃子は格別で、他人には決して分からないおいしさがあります。それは商品がもっているおいしさとは別のものです。本当の「おいしさ」とはこういう生活文化の中にあるのです。

★ また、刺身包丁の使い方を教えたMさん。
いつもの包丁と違う包丁があることを知ることは、素材によって道具が違うことを知ることになります。
これも素材と道具の関係を使い分けるという文化の継承です。

★その他にも、スキーを教える、茶道の体験をさせる、輪ゴムをかける、壊れた加湿器を分解する、木工作をする、などの記録がありました。
                                          オドリママ