前回のほほえみの会でお話ししましたが、我が家では未だにポケット人形が続いています。

(私の場合は指でキツネとクマを作るので、実際には靴下等は使っていません。
いつでも登場できるというのが、長続きした要因だと思います。)

ポケット人形を続けているうちに、娘の手、息子の手、家にある人形など仲間が増えていきました。
新しく買ったり、いただいた人形(ぬいぐるみ)は、どんなに小さくてもすぐに名前が付けられ、話し出すので、一体今どれくらいの人形が話をするのか、ちょっと把握できないほど・・・。


今日はこんなことがありました。

園からの帰り道。

下を見ながら歩いていた娘が立ち止まって、

「あ、アリだ。アリさん、こんにちは」

また、少し行くと

「あ、またアリだ。アリさん、こんにちは」


今度は前を見ながら歩いていくと、道端のタンポポポを踏みそうになりました。

「タンポポ踏まないようにね」

「え?」 娘は気が付かず、葉を少し踏んでいまいました。

すると、立ち止まって

「タンポポさん、ごめんね」

「いいよ」(タンポポ)

「今の誰?ママ?」

「違うよ。わたし」(タンポポ)

「踏んでごめんね」

「大丈夫だよ」(タンポポ)



小さなものにも命を感じ、自然に話しかけている様子に心を打たれました。

ポケット人形をやっていなければ、こんな自然な会話はできなかったのではないかと思います。
寺内先生に感謝です。


初めは人前でポケット人形を登場させることをとても嫌がっていましたが、
今では友人に紹介したり、電車の中などでも自分から名前を呼ぶようになりました。

自分の家族だといつも言っています。