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春や夏の長期休暇初日の我が家の決まりは「計画表をみんなで描く」こと。

ただ既存のカレンダーに書き込むのでなく、

要らなくなったカレンダーの裏などを使い、線を引くところからはじめる。

定規の使い方をこれで覚えられる。

定規で長い線を引くだけでも、曲がったり、苦労する。

しっかり左手で押さえていないと最後までまっすぐ引けない。

マジックが定規につかないように、どのようにあてればいいのか、なども大事だ。


長さの勉強にもなる。メモリを読ませる。

「ここで、35センチ。 一週間は7日だよね。7で割ると?」

という具合。

大きな字を書かせると、書き順が間違っていることに気づくこともある。

(これらは単に日ごろ勉強を見ていない母の怠慢のせい?)


それより何より大事なのは、「計画を立てる習慣」をつけさせること。

私が人生の中で、とても大切にしてきたことだから。

計画を立てておくと、毎日が有意義に過ごせ、楽しくなることを実感してほしい。

もちろん計画どおりにできなくてもいい。

そのときは適宜修正していく。

これをビジネスの世界では、プラン→ドゥー→チェックという。

頭文字をとってPDCサイクルと呼ぶことが多い。


毎日どんなお手伝いをするか。

「何をしてくれるの?」と聞いて、書いていく。

一日のゲームの時間を自分で決めさせる。

「一日、何時間にする?」

自分で決めた時間は、けっこう守る。

長すぎるなと思うと、私の意見を言って、その間をとるようにしている。

子どもが3時間と言ったが、私は1時間と思えば、その間をとって2時間というように。


だいたい予定とスケジュールなどが書けたら、それからは楽しい飾りつけ。

お花見に行く計画があるので、桜を描くことになった。

桜の花びらを均等に5枚描くのは難しいようだ。

「本当に5枚なのか、お花見に行って、よく見てみようね」と話して

短いけれど、楽しい予定がいっぱいの春休みがスタートした。