24話「Dear My Friends」の感想
<いきなりネタバレ>
「大団円でしたわ。お疲れ様ですの、お姉様」
「黒子もお疲れ様。連係プレーもうまくいったし、大成功! 呼ばれて、飛び出て、じゃじゃじゃじゃ~ん、よね?」
「肥満体髭魔王と一緒にされるのは心外ですけれど。せめてアクビちゃんにしていただきたいですわ」
「そのアクビちゃん、婚后さんとも邂逅できたみたいだし」
「邂逅? とてもとても。それよりお姉様こそ、木山春生、いえ、木山先生と仲直りされたようで何よりですわ」
「まあ、あたしも突っ走るところがあるから。周りが見えなくなっちゃって。佐天さんの言葉がなかったら……」
「お姉様の飛行船のアイディアも素敵でしたわ。木山先生も、目のクマも消えてとても穏やかな表情になられて
おりましたし。わたくしからも、お誕生日おめでとうございます、ですの」
「生徒をあきらめない先生と、先生を信じている生徒。理想の関係だもんね。飛行船のアイディアも成功したみた
いでほっとしちゃったわ」
「どなたかのお寝坊がなければ完璧でしたのに」
「そ、それは、黒子、あんただって」
「はい、そこまで、ですわ。OPもEDも大盤振る舞いで、終わりよければ全てよし、ですから」
「まあ、そうよね。ムサシノ牛乳編の伏線も回収できたし。テレスティーナも退治できたし」
「お姉様のカメハメ波も素晴らしかったですわ。撃ち出したコインをあとから根性で威力アップさせる物理法則を
無視した見事な攻撃! あの顔芸女のバーサークヒューラーなんて、屁、ですの」
「そこでZOIDS? でも本当にあの女、パトレイ●ーかトランス●ォーマーか知らないけどあんな土木作業重機
まで持ち出してきて。安全第一って書いてあるのに読めないのかしらね!」
「お姉様、突っ込みどころが……」
「黒子も素晴らしかったじゃない。あの施設で、動けないくらいダメージ食らってたのに、最後の一本を隠し持っ
て、チャンスをじっと狙ってたでしょ? サンプル持ってた手へ一撃するために」
「さすがお姉様。お見通しですのね」
「固法先輩も高架道路を下から突き破ってくるあの女の重機を透視で見抜いていたし、ジャンジャンの先生も上
からの圧力に負けずに敵を足止めしてくれてた。初春さんと佐天さんの連係プレーも見事だった」
「そうですわね。みんながみんな、自分たちのできることを的確にやってのけた、そういうところでしょうか」
「主要登場キャラ全員の連係プレーによる勝利よね!」
「まあそんな中で、頭ツンツンした殿方だけは若くて可愛いシスターとデート中のようでしたけれど」
「ぬわぁにぃ! それ、どこで、黒子?」
「某自販機の前ですわ」
「ちょっと行ってくるわ!」
「いってらっしゃいませ。(ふっ。これであの殿方との仲がこじれてくれれば儲けもの、ですわね。げへげへへ)」
初春@暗黒編
「佐天さんの能力は、金属バット(レベル3)」
「ねー、ういはるー、何書いてるの?」
「佐天さんは、人間椅子。両手がシートベルト」
「何? 手紙?」
「佐天さんは、おへそを出すのが日課」
「って、ちょっと初春、なんてこと書いてんの!」
「これですか? 佐天さんの秘密の情報です」
「そんなもの書いて、どうするつもりなの?」
「佐天さんは、階段を十階分駆け上っても平気な脚力保持者」
「ねえ、ねえってば! うーいーはーるー?」
「佐天さんは、金属バットに野球用ヘルメットをすぐに準備できる。カレシは野球少年」
「嘘情報、書くなー!」
「佐天さんのことを春上さんは一度も見ようとしなかった」
「哀しいこと、書くな~」
「佐天さんは、「てへっ」って言う。真顔で「てへっ」って言う女は」
「わー、わー、変なこと、書かないでよ~」
「佐天さんは、アフレコ部屋の加湿器ONOFF担当などの遣いっ走りにされている」
「中の人の話まで! って、ねえ初春、そんなこと便箋に書いて、まさかどこかに手紙で出すんじゃあ」
「まさかも何も、手紙は出すものです、佐天さん」
「誰に、あたしの秘密を?」
「文通している相手の女の子に、です」
「? 初春、文通なんて、してたっけ?」
「頼まれたんです。佐天さんの秘密を教えると、アルバイト料が貰えるんですよ」
「そ、その相手って」
「ほら、佐天さんも知ってる、前髪で眉毛を隠した」
「重福さんのことかぁぁぁぁ!!!!」
「はい。もう、だいぶ儲けさせていただきました
」
「うわーーーん!」
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