遺伝子組み換え食品を敬遠してしまう旧世代の私です。
この世に自然発生しない生命体を摂食するのは気持ち悪いじゃないですか。
品種改良の掛け合わせは、一種の遺伝子操作ですが、あくまでも自然の中で行われます。
DNAを切ったり貼ったりするイメージだけで、食欲がなくなるのです。
ごめんなさい。
さて、表題の後半部分。
血液型占いについては、「非科学的」「似非科学」「詐欺」などと罵られておりますが、それと同時に、
「実は科学的な根拠がある」とも擁護されています。
今回は、この擁護の話からはじめてみましょう。
血液型占いの原点は、血液型により性格に特徴がある、ということですね。
A型は几帳面とか、B型は自由奔放とか、O型は大雑把とか、AB型はわけわからんとか。
そう言われるとそんな気がする世界ですね。でも、几帳面なB型も結構いるという。
また、血液型はミミズにもあって、几帳面なミミズとかいたら嫌だという話もありますが。
この話題の根本を探ると、まず、性格とは何か、に行き着きます。
後天的な性格・・・人生経験やストレスや教育の影響を受けて獲得された性格
先天的な性格・・・親から受け継いだDNAの影響を受けて獲得された性格
血液型の性格は、「先天的な性格」でしょう。
では、先天的な性格とはいったい何なのか?
まず、性格を規定するものは、「外向性・内向性」「神経質性」「衝動性」という3つの「性格次元」と
呼ばれている3軸に分類されるという研究結果があります。
この3軸は、脳内物質に左右されます。
「外向性・内向性」はドーパミンに、「神経質性」はセロトニンに、「衝動性」はノルアドレナリンに。
3種類の脳内物質のどれがたくさん出てどれが少ないのかによって、その人の先天的な性格は
概略が決まるというのです。
その出方を左右する命令文がDNAにあるのです。ですから、親のDNAを半分ずつ受け継いでい
るのですから、それぞれのDANの命令に従って脳内物質の分泌が決まり、性格が特徴付けられ
るのです。
そして、これらの脳内物質多寡を決める命令因子が、DNAの血液型を決める因子の近くにあると
いうのです。
そうなると、遺伝子命令が継承されるとき、性格決定因子と血液型決定因子が一緒に連動して継
承される可能性が高い。
言い換えると、血液型と(先天的な)性格とは相関性が高い。
つまり、血液型により性格がグルーピングされ得る。=血液型性格占いは科学的に証明され得る。
可能性、ですけどね。
で、ここからが私の妄想です。
食品の遺伝子の内、「病気にかかりにくい」とか「虫がつきにくい」といった特徴を出す因子を取り出し、
美味しいけど病気にかかりやすかったり虫に食われやすかったりするのを防ぐわけですが、その時、
品種改良のような自然な遺伝子変化なら一緒についてくる周辺の因子を置き去りにしているのでは
ないのか、それにより生物学的に摂取に相応しくない食品になっているのではないか。
または逆に、一緒に持ってきたくない別のマイナス因子も一緒に引っ張っているのではないのか。
先ほどの血液型の例で喩えると、性格を変えようと遺伝子の因子を人工的に組み替えたら、変えた
くない血液型まで変わってしまっているのではないのか。
そういう心配をしているわけです。
そういう怖がりですので、今日も1,500円の食費の中で、「遺伝子組み換えではない」と書かれてい
るお豆腐を買う私なのです。