論理を無視した受け答えを平然とする鳩山首相に注目の私です。

いやあ、すごいですね。社会人の発言として通ると思っているところが。


たとえば、

「首相が了とした「検察との闘い」とは何を指すのか?」と言う質問に対して、
「闘うというのは、幹事長としてそのような思いを持っているということだから、それならば身の潔白を示すために

どうぞ頑張ってくださいという意味で申し上げた。幹事長がどのような立場で言っているかは知らない」

という受け答えがありました。

・何を頑張ってください、なのですか? 具体的には、検察への潔白主張のことですか?

 「小沢幹事長を無実と信じている」と鳩山首相が言うと、「検察は間違っている」という意味になりますね。

 ですから「無罪と信じている」ということなんでしょう。これはありかもしれませんね。

・幹事長の発言の立場を知らないと言い切っているのに、頑張ってくださいとはこれまた無責任な発言ですね。

 鳩山首相の頭の中では、そういう論理などないのでしょうけれど。謎の鳩頭思考回路。


さらに、

「(その)了とした内容がよく分からないが?」という質問に対して、
「被疑者でもない幹事長が身の潔白を示すために頑張る、闘うんだとおっしゃったから、そのことを幹事長続投

とともに了とした」

と答えられましたね。

内容がわからないといっているのに、内容については話していない。解釈を述べただけ。

・小沢幹事長は何を頑張り、何と闘うのか? 結局、戦いの「相手」を言わないでいる。何と闘うの?

 検察を「共通の敵」と見ているのではないか? 検察に対する「共闘」ではないのか?

 下衆な私としてはそう勘繰ります。勘繰るの大好きです。


秘書は逮捕されました。小沢幹事長はどうなるのでしょう。

ワイドショーなどで「推定無罪」という言葉が出始めております。

つまり、有罪と判決が出るまでは「推定無罪」なのですね。シュレディンガーの猫みたいですけど。

でも、無罪は無罪であって、無実ではないのですよ。

無罪とは、無実だけでなく、有罪と判断するに足る証拠がない(無実とは限らない)ケースも多いのですよ。

よく、無罪判決を勝ち取った方が「無実が証明された」と言っていますが、あれは間違いです。

有罪でなかっただけです。

無実であることを証明するには、さらに厳しい道のりがあるでしょう。

小沢幹事長は、無実? 無罪? それとも有罪?


ちなみに、鳩山首相、前に当ブログでも取り上げましたが、お母さんから貰った多額の相続お小遣いのうち、

時効になって払っていない分はどうなりましたっけ?

あれは時効のため無罪ですが、無実では明らかにないですよね。

結果として脱税し、時効分の相続税は一銭も払ってないのですから。

私がそんなことしたら、時効が成立していても反省し、どこかに寄付しますよ、気がおさまらないですからね、そ

んなお金持ってても。

鳩山首相は今回、時効で脱税を見事に成立させたわけですが、相変わらずお元気そうで何よりです。

むっ