この時季に思い出す言葉…。 | 神戸市西区*ほほえみきみこの健康美容*薬膳イメージが変わる彩和の薬膳料理教室

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今日は長文引用させて頂きましたがお読み頂ければ嬉しいです


今日の大雨で桜…散るのでしょうか

桜の散り際の空に舞う情景が好きなので…残念です。


咲いてこその花の美しさと同じく

人もそれぞれの人生を生き抜いてこそ美しいと

感じるからでしょうか?

そんな風に生きたい…

私自身の憧れからかもしれません。



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 vol.558





日本の春は

入学式や入社式など

新しい世界への一歩を踏み出すイベントがあり

幼い時から、そんな時期のお絵かきには

桜の木が描かれていたり

欠かせない風景です。



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染色家の志村ふくみさんの言葉に

千の桜には千の色がある…そう言われたとあります

『桜色』一つにも風情がありますね



そして、この桜の時季に思い出すのが

大岡信さんの『言葉の力』

今日は人間国宝、染色家の志村ふくみさんが

桜の「樹皮」からきれいな薄桜色を染められた際の

言葉を引用させて頂きます。


人のちょっとした言葉や仕草から

伝わる人となり

桜の花びらが舞うのを見ながら大切にしたいと毎年

思う私です。


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言葉の力 -大岡信


人はよく美しい言葉、正しい言葉について語る。しかし、私たちが用いる言葉のどれをとってみても、単独にそれだけで美しいと決まっている言葉、正しいと決まっている言葉はない。ある人があるとき発した言葉がどんなに美しかったとしても、別の人がそれを用いたとき同じように美しいとは限らない。それは、言葉というものの本質が口先だけのもの、語彙だけのものだはなくて、それを発している人間全体の世界をいやおうなしに背負ってしまうところにあるからである。人間全体が、ささやかな言葉の一つ一つに反映してしまうからである。


京都の嵯峨に住む染織家志村ふくみさんの仕事場で話していたおり、志村さんがなんとも美しい桜色に染まった糸で織った着物を見せてくれた。そのピンクは淡いようでいて、しかも燃えるような強さを内に秘め、はなやかで、しかも深く落ち着いている色だった。その美しさは目と心を吸い込むように感じられた。

「この色は何から取り出したんですか」「桜からです」

と志村さんは答えた。素人の気安さで、私はすぐに桜の花びらを煮詰めて色を取り出したものだろうと思った。実際はこれは桜の皮から取り出した色なのだった。あの黒っぽいごつごつした桜の皮からこの美しいピンクの色が取れるのだという。志村さんは続いてこう教えてくれた。この桜色は一年中どの季節でもとれるわけではない。桜の花が咲く直前のころ、山の桜の皮をもらってきて染めると、こんな上気したような、えもいわれぬ色が取り出せるのだ、と。

私はその話を聞いて、体が一瞬ゆらぐような不思議な感じにおそわれた。春先、間もなく花となって咲き出でようとしている桜の木が、花びらだけでなく、木全体で懸命になって最上のピンクの色になろうとしている姿が、私の脳裡にゆらめいたからである。花びらのピンクは幹のピンクであり、樹皮のピンクであり、樹液のピンクであった。桜は全身で春のピンクに色づいていて、花びらはいわばそれらのピンクが、ほんの先端だけ姿を出したものにすぎなかった。

考えてみればこれはまさにそのとおりで、木全体の一刻も休むことのない活動の精髄が、春という時節に桜の花びらという一つの現象になるにすぎないのだった。しかしわれわれの限られた視野の中では、桜の花びらに現れ出たピンクしか見えない。たまたま志村さんのような人がそれを樹木全身の色として見せてくれると、はっと驚く。

このように見てくれば、これは言葉の世界での出来事と同じことではないかという気がする。言葉の一語一語は桜の花びら一枚一枚だといっていい。

一見したところぜんぜん別の色をしているが、しかし、本当は全身でその花びらの色を生み出している大きな幹、それを、その一語一語の花びらが背後に背負っているのである。そういうことを念頭におきながら、言葉というものを考える必要があるのではなかろうか。そういう態度をもって言葉の中で生きていこうとするとき、一語一語のささやかな言葉の、ささやかさそのものの大きな意味が実感されてくるのではなかろうか。美しい言葉、正しい言葉というものも、そのときはじめて私たちの身近なものになるだろう。


     中学校 国語2(光村図書出版)より引用

     



 

 

どくしゃになってね…

 


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ありがとうございました。

 

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