実際に話している言葉以外も、子どもに伝わっている | 食べない子どもが食べたくなる!「ワクワクごはん大作戦」

実際に話している言葉以外も、子どもに伝わっている

こんにちは!食育講師の井上ききです。

「ちゃんと食べないと、健康に生きられない」
「たくさん食べないと大きくなれない」
「マナーが身についていないと、人として認められない」

そういう心配がいつでも、「楽しい食事」の邪魔をするよね。

心配が源になって行動していることって、子どもには毒になることもあるようです。

たとえば、「(マナーが身についていないと、わたしがダメ親だと思われちゃうから)、ちゃんと座って食べなさい!」って、子どもに伝えたとします。

(マナーが身についていないと、わたしがダメ親だと思われちゃうから)って言う部分は、伝えていないけど、実は、無意識から無意識へちゃんと伝わっているんです。

しかし、無意識は、主語を認識できないという特徴を持っているので、(マナーが身についていないあなたは、ダメ人間です。)とか、伝わり方は、おかしなことになります。

子どもは、いろいろな受け取り方をしてしまうのです。

わたし、子どもの頃に、この(かっこ)のところが聞こえていた記憶があります。

 


だからね・・・
お母さんの心の中に、(1時間もかけて作ったのに、なんで残しちゃうの!?)という想いがありながら、「ちゃんと食べないと大きくなれないわよ!」って言ったりすると、子どもは混乱するばかり。

それならば、「ママ、がんばってお料理したから、残されちゃって、悲しいな。」と言えばいいのです。

テキストにある、好き嫌い少食対応法も、シンプルで本当の想いを伝えていくテクニックです。だから、実際に効果があるんです。