★「たくさん食べようね。」でいいですか?
きょうは、「たくさん食べようね。」という言葉がけについて、考えてみようと思います。
食育コーチの井上ききです。
先日、祖父江の銀杏がおいしくてたまらん・・・と書きました。毎日、毎日いただいています。他の産地のものも買ってみましたが、やはり祖父江の銀杏は、すご~い!
苦味が少なく、味のばらつきもない。全部、安定して美味しい。他の産地の銀杏は、苦いものや美味しいもの、いろいろな感じ。
とうとう、こんなの作ってみました。
次男のおもちゃになっています。
「たくさん食べようね。」とか、「いっぱい食べられたね、すごいね!」とか、子どもへの言葉がけの定番です。私たちが子どもの頃にも、こう言われて育った記憶があります。
でもね、私たちは大人になると、「食べ過ぎに注意しましょう。」と言われたり、あるいは、たくさん食べないように気をつけている時のほうが多いのです。
なので、我が家では「たくさん食べる」ことに、あまり価値を置かないようにしています。
たくさん食べる必要があったのは、昔のこと。
現代は、栄養価の高い食品も多いです。また、便利な生活によって、消費カロリーも減っているのです。
つまり、日本人の生活習慣から考えると、あまりたくさん食べないほうがいいのですね。
子どもたちには、「たくさん食べようね。」よりも「色んなものを食べようね。」と伝えましょう!いろんな食材を偏りなく食べることによって、様々なメリットがあります。
同時に、「きちんと選んで食べること」も少し大きくなったら伝えてゆきたいですね。世の中には、体にやさしい食べ物と、そうでない物がある。
「色んなものを食べようね。」
「きちんと選んで食べようね。」
こうやって育った子どもたちは、大きくなったときが違います。
「コンビニのお弁当を買って来ちゃったけど、でも、野菜ジュースを飲もう。」と思ったり、「昨日は、コンビニ弁当食べちゃったから、今日は、玄米を炊こう・・・」と考えたり、居酒屋さんで、揚げ物の分だけ、サラダを注文したり・・・
毎日、毎日食べるごはん。子どもたちの心も体も、元気にしてくれますように・・・
[副菜] さつまいものきんぴら
[副副菜] 大根菜のふりかけ
[汁物] 玉子ともやしとわかめのとろとろスープ
さつまいものきんぴらは、塩だけの味付けです。
大きな鉢にいっぱいのさつまいもが、あっという間に消えてゆきます。



