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バングラデシュのストリート・チルドレンについて
もっとしっかりと自分の目で、肌で感じたいと思い
今回、急遽だったが彼女は出かけて行きました。
私たち姉妹は、父親の仕事で海外生活がとても長く
旅慣れしている。だから「行くぞ!」と言われても
慌てることは全くない。
「了解!」と言ってチャッチャと旅の準備を始める。
そして、妹はチャッチャと出かけていきました!
昨日、無事に首都のダッカに着いたと知り、
旦那さまも私もちょっとワクワクしてます。

正直、私も行きたかった!
でも、3歳半の息子を連れて行くことはどう考えても
無理だったので…今回は断念しました。

どんな旅になるのか?
どんな物を見て、感じてくるのか?
どんな触れ合いがあるのか?…本当に楽しみ

ちょっと、長い文章ですが
バングラデシュの路上生活者の現状を
下記に載せました。
良かったら読んでみて下さい。
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バングラデシュの路上生活者の現状
最貧国のイメージが強く、パキスタンからの独立戦争を経て、
毎年のように襲う洪水、サイクロン、干ばつなどの自然災害に
直面しながらも安い労働コストを武器に急速な経済成長を
続けています。近年、バングラデシュでは繊維加工業が
盛んなため日本を含む各国の大手企業の生産部門などの
進出が伸びています。
しかし、その発展の裏には気が遠くなるような格差が生む
貧困層や路上生活者という問題が存在しています。路上生活者の
なかにも特に目につくのが子どもです。その子ども達を
ストリート・チルドレンといいます。ストリート・チルドレンとは、
1日24時間ずっと路上で暮らす子どもたちと、ほとんどの時間を
路上で過すが毎晩スラムに帰る子どもたちの両方を含みます。
これらの子どもたちは生きるために働き、非人間的な生活条件の
中で暮らしています。

スラム街の子供たち
バングラデシュの首都ダッカには親元を離れて生活する
ストリート・チルドレンが33万人以上存在しており、
そのうちの16万人が少女だといわれています。単に貧しい生活から
逃れるためだけではなく、両親の離婚や暴力など家庭内の問題や
性的暴行が原因で村を離れ、心の傷をかかえたままダッカの路上で
生活するようになったケースが現状です。
ストリート・チルドレンは、小商い、荷運び、靴磨き、ごみ拾い、
物乞い、さらには売春などによって現金収入を得て生活していますが、
不当に低い賃金で長時間労働させられる傾向があります。
またストリート・チルドレンは路上で生活しているため、所持していた
現金を夜眠っている間に盗まれたり、不衛生な環境のために病気になったり
するなど、その生活は絶えず危険にさらされています。

スラム街の子供たち
そんな環境の子ども達は学校に通っていないケースがほとんどのため
教育の問題も深刻な状態です。ダッカには約3000箇所のスラムがあり
少なくとも500万人以上がそこで暮らしていると言われています。
1つのスラムにはおおよそ200~500人が住んでおり、その多くは地方から
仕事を頼りに上京してきた人たちがほとんどです。彼らの教育水準は低く、
男性はリキシャドライバー、女性はメイドとして働くことが多いです。

リキシャ
そんな彼らの一家の稼ぎは1日平均で50~150タカ(75~225円)程度と
言われており、そこから月に家賃1000~1600タカを支払わなくては
ならない状況です。住居は非常に小さく、3畳程のトイレも風呂もない、
寝るだけの部屋に家族や友人同士6~7人で共同生活しなければならないのが
現状です。家賃が払えなくなった場合は、スラムを追い出され、結果的に
24時間路上生活者となってしまう。これが、経済成長の裏で起きていながらも
目の当たりにするバングラデシュの現状なのです。
「世界子供白書2009」ユニセフ、世界の人口推計2008年版 引用