外出しても飲みに行くしか行き場所のない俺たちは、スナックでよく時間をつぶした。当時オイルライタが流行で、カチカチと青栄は火を付けて遊んでいた。米軍はオイルライターらしい、風が吹いても消えないんだ。背の高い青栄は黒人兵の様な感じがした。千葉真一の戦国自衛隊のみたいに何がしたいのかわからない者の集まりだったのかもしれない。帰りのタクシーに乗ると、キャンプと青栄が言った。何それ。お前知らんのか、米軍は駐屯地の事キャンプて言うんや。ほとんど米軍かぶれだった。