営内班の畑中士長は頭が良くて穏やかな先輩だった。土曜と日曜どちらに外出しますかと外出簿を持って行くと、少し考えて用がないから外出はいいと言った。こんな所に居て外出しないのは、畑中士長ぐらいだった。連隊検閲の時、個人装備品が指示される背嚢入れ組品と装着要領が示される。背嚢にはビニール袋に入れきめられた場所に入れる、他の背嚢が来ても同じ様に対応できる様にする為だ。検閲の最初の集合時、体装検査と言って装備品.を開いて点検する。その最後に状況ガスと言ってガスマスクの装面を行う。畑中士長は少し早くして失敗した。ガスマスクを貫いて、ソウセージやお菓子を入れていたのだ。号令がかかった時っ失敗に気づいたが時すでに遅し、中の物を撒きちらしガスマスクの袋を頭から被りました。