横田とは、山口で教育を受けた仲だ。海田から北海道に行き定年を迎える。昔の仲間と酒を飲む為、鹿児島を始めに昨日は湯布院で飲んで今日は山口の湯田。明日は広島に行く。飲み屋に着くと、小野班長、本田、横田は狼の様な顔で笑っていた。あとは、宮本と川崎と俺だ。とりとめの無い話の中で、イラクに言った事を話した。
 イラクに持っていった気温計は50度の天井をすぐぶちぬいた。暑くてまともに行動できる場所ではないと。20台のコンボイでクエートに移動するとき、警備小隊が付きその外側を戦争請負会社が警備する。少しでも邪魔な車は押し出して退けてしまう、交差点は車を全部止めてノンストップで、走りぬけた。道端には破壊された車が続き、そこは戦場だったと。横田のとこの副師団長が言った。生活の為ここにいるならやめておけもうそんな時代ではないと。