人間には様々な認知のゆがみがある。
「認知のゆがみ」とは、人間に生来備わっている思考や認識の事実とのずれだ。
それは、人間全員に共通であるから、一見無関係に思える事柄同士が同じゆがみによって発生し、同じような問題を引き起こしている。
その一つの組み合わせが「ソシャゲとDV」だ。
では、そこにある共通点とは何だろうか?
非常に素晴らしい記事を見た。
DV加害者だった52歳夫を変えた強烈な「自覚」
この記事の中では、DV加害者である夫がいかにDVに気づき、それを修正していったかが、加害者へのインタビューを中心に、この記事を読んでいる自分にさえその気づきの過程を追体験できるかのように、リアルに描かれている。
ぜひこのブログの読者の方々自身も読んでいただきたいが、俺の記事で問題にしたいのは、「DV加害の3つの要素」の一つ、
・まずは依存心
相手に依存しているのはむしろ加害者側である
という点だ。
この点少し説明しよう。
加害者は記事にもある通り、「俺が上、お前は下」などと発言し、暴言、暴力によって妻を自分の思い通りにしようとしている。
強い言葉を使えば、支配している。
その様子を見れば、「依存している」という、逆に支配されているかのような言葉はふさわしくないように思える。
しかし、少し考えて見ると、「相手が原因で怒っている」ということは、自分の機嫌は常に相手次第ということだ。
例えば、被害者が相手をわざと怒らせてイライラさせてやろうと思えばいつでもできるということだ(現実のDV被害者にそんな余裕はないだろうが)。
相手に自分の機嫌を握られているということで、これには「依存」という言葉がぴったりだ。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな」
とは、マンガ「鬼滅の刃」の中のセリフだ。
「相手が自分を怒らせている」という認識は、自分の機嫌の”生殺与奪の権”を相手に握らせているのと同じだ。
では、それを修正するためにはどうすればいいか。
それが「選択理論」だ。
記事にはこうある。
「自分の行動は自分の選択であると自覚すること。『相手が私を怒らせる』のではなく、『私が怒りを選択している』のだと知ること」
この記事の夫は
「カレーには福神漬けとラッキョウ。とんかつにはソース。くだらないことなんですが、こういった約束事が守られていないと、何度言えばわかるんだとイラついてしまって」
と、語っている。
こういう話を聞くと、「そんなの約束事を守らない妻が悪いじゃないか」と思う方もいるかもしれない。
だがそれは違う。
「カレーには福神漬けとラッキョウ」というのも夫の決めた夫の価値観、「とんかつにはソース」というのも夫の決めた夫の価値観。どれも夫が決めたこと、つまり、選択したことだ。
そして「怒る」というのもまた彼の選択だ。
なぜなら、怒らなくてもいいからだ。
同じミスが繰り返されるのなら、メモを置くなり、ミスをなくす方法論を実行することもできる。
注意するとき、暴力をふるうことも必須ではない。
これはどれも彼の選択である。
他に方法はある。だが選ばなかった。
これが「私が怒りを選択している」ということだ。
これは、被害者をかばうために無理やりひねり出したきれいごとではなく、事実だ。
そして、同時に加害者を救う考え方でもある。
先ほども言ったとおり、DVには「加害者は、被害者を支配している反面依存している」という側面がある。
「選択理論」はその依存状態から脱することである。
「他人が自分を怒らせた」
「他人が自分を不機嫌にした」
「他人が自分をイライラさせた」
そんな風に、「他人が、他人が」ではなく「自分が」で行動をする。
これは「(自分の機嫌の)”生殺与奪”の権を自分で握る」ということでもある。
自分が主体となり、自分で自分の感情をコントロールする。
それは他人に振り回されるのをやめて「自分の人生を生きる」ということでもある。
「自分の機嫌は自分でとる」なんて言う言葉もあるが、これも選択理論だ。
この言葉の本質は、「周囲の空気を悪くしない」という他人への気遣いばかりではない。
さて、ではこんな話が一体ソシャゲと何の関係があるか?
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それは、人間全員に共通であるから、一見無関係に思える事柄同士が同じゆがみによって発生し、同じような問題を引き起こしている。
その一つの組み合わせが「ソシャゲとDV」だ。
では、そこにある共通点とは何だろうか?
非常に素晴らしい記事を見た。
DV加害者だった52歳夫を変えた強烈な「自覚」
この記事の中では、DV加害者である夫がいかにDVに気づき、それを修正していったかが、加害者へのインタビューを中心に、この記事を読んでいる自分にさえその気づきの過程を追体験できるかのように、リアルに描かれている。
ぜひこのブログの読者の方々自身も読んでいただきたいが、俺の記事で問題にしたいのは、「DV加害の3つの要素」の一つ、
・まずは依存心
相手に依存しているのはむしろ加害者側である
という点だ。
この点少し説明しよう。
加害者は記事にもある通り、「俺が上、お前は下」などと発言し、暴言、暴力によって妻を自分の思い通りにしようとしている。
強い言葉を使えば、支配している。
その様子を見れば、「依存している」という、逆に支配されているかのような言葉はふさわしくないように思える。
しかし、少し考えて見ると、「相手が原因で怒っている」ということは、自分の機嫌は常に相手次第ということだ。
例えば、被害者が相手をわざと怒らせてイライラさせてやろうと思えばいつでもできるということだ(現実のDV被害者にそんな余裕はないだろうが)。
相手に自分の機嫌を握られているということで、これには「依存」という言葉がぴったりだ。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな」
とは、マンガ「鬼滅の刃」の中のセリフだ。
「相手が自分を怒らせている」という認識は、自分の機嫌の”生殺与奪の権”を相手に握らせているのと同じだ。
では、それを修正するためにはどうすればいいか。
それが「選択理論」だ。
記事にはこうある。
「自分の行動は自分の選択であると自覚すること。『相手が私を怒らせる』のではなく、『私が怒りを選択している』のだと知ること」
この記事の夫は
「カレーには福神漬けとラッキョウ。とんかつにはソース。くだらないことなんですが、こういった約束事が守られていないと、何度言えばわかるんだとイラついてしまって」
と、語っている。
こういう話を聞くと、「そんなの約束事を守らない妻が悪いじゃないか」と思う方もいるかもしれない。
だがそれは違う。
「カレーには福神漬けとラッキョウ」というのも夫の決めた夫の価値観、「とんかつにはソース」というのも夫の決めた夫の価値観。どれも夫が決めたこと、つまり、選択したことだ。
そして「怒る」というのもまた彼の選択だ。
なぜなら、怒らなくてもいいからだ。
同じミスが繰り返されるのなら、メモを置くなり、ミスをなくす方法論を実行することもできる。
注意するとき、暴力をふるうことも必須ではない。
これはどれも彼の選択である。
他に方法はある。だが選ばなかった。
これが「私が怒りを選択している」ということだ。
これは、被害者をかばうために無理やりひねり出したきれいごとではなく、事実だ。
そして、同時に加害者を救う考え方でもある。
先ほども言ったとおり、DVには「加害者は、被害者を支配している反面依存している」という側面がある。
「選択理論」はその依存状態から脱することである。
「他人が自分を怒らせた」
「他人が自分を不機嫌にした」
「他人が自分をイライラさせた」
そんな風に、「他人が、他人が」ではなく「自分が」で行動をする。
これは「(自分の機嫌の)”生殺与奪”の権を自分で握る」ということでもある。
自分が主体となり、自分で自分の感情をコントロールする。
それは他人に振り回されるのをやめて「自分の人生を生きる」ということでもある。
「自分の機嫌は自分でとる」なんて言う言葉もあるが、これも選択理論だ。
この言葉の本質は、「周囲の空気を悪くしない」という他人への気遣いばかりではない。
さて、ではこんな話が一体ソシャゲと何の関係があるか?
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