日本では、アイスクリームを食べると言ったら夏だ。
だが、ロシアでは冬に食べるらしい(夏でも食うかもしれんけど)。

なぜか?

アイスクリームの食べごろの温度は-10℃ほど。

そして、ロシアでは冬は-20℃にも達することがある。

つまり、そんな気温の中ではアイスクリームの方があたたかいということになる。

日本のような温帯では冬でも-10℃を下回ることはめずらしい。その気温を基準にすればアイスクリームはいつでも「冷たい」。

しかし、-20℃という寒帯地方の冬の気温を基準にすればアイスクリームは「温かい」。

基準による捉え方の違いが、肌でわかる例である。

日本だと、ぬるめのココアやお汁粉でも飲む感覚だろうか?

ひょっとしたら「これニコライ!アイスが凍っちゃわないうちに早く食べなさい!」なんて会話をしているかもしれない。

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