「オッカムのかみそり」

これは…正直「そうなんだ」と納得するしかないような気がするが、一応、あってるか自信はないが俺なりに説明する。
といっても、ほかの本からの受け売りだが。

「国家の品格」という本にこうあった。と言っても、完全に内容を覚えていないので正確に引用できるわけではないが。

「論理は重ねるほど信憑性が下がる」つまり、「風が吹けば桶屋が儲かる」のは

風が吹く→
ほこりが舞う→
人の目に入る→
失明する→
盲目の人が増える→
三味線弾きが増える→
三味線が売れる→
(三味線の皮として)猫がいっぱい捕らえられて猫が減る→
ネズミが増える→
ネズミに桶をかじられる被害が増える→
桶の需要が増えて桶屋が儲かる


ということらしいが、このような論理は一つの要因がもう一つの要因を生む可能性が100%でない限り最終結果にたどり着く可能性が下がるため、成立が極めて困難だ。

この例で言うと、すべての可能性が90%だった場合、0.9の10乗で約34%にまでその可能性を下げる。

単純な論理ほど良い、というのはそのためだろう。

成立要因が少なければ少ないほど、実現可能性が高くなるということだ。

「反証可能性」たぶんこれは注意しておいた方がいい。子供ほどこれに引っかかるんではないか、と思う。

俺も何かしら引っかかってたことがあってもおかしくはない。

なぜかと言ったら「反論できない=正しい」という理屈は、しばしば簡単に通ってしまうからだ。

この件についてはあとで話すんではないかと思うが、少なくとも、そこだけ見れば何も問題ないように見えてしまうから、引っかかってしまう経験を一度ぐらいしていてもおかしくない。

ついでに、生意気盛りの子供はどっかから実証不可能な理屈を覚えてきて、得意げに披露して、大人が反論できないのを楽しむからだ。

俺のことだから、一回や二回やっていてもおかしくない。

この後、カール・セーガンはこうも言っている。

「優秀なキットなら、そうした主張を吟味するときにやるべきことだけでなく、やってはいけないことも教えてくれるはずだ。また、よくある論理的な落とし穴や、言い回しの罠にも気づかせてくれるだろう。」

次からは、この書に挙げられている「論理的な落とし穴や、言い回しの罠」をそのまま引用する。(注・大字、改行は俺がやったことだ)
真に「頭を使って考える」ようになるためには、非常に重要だと思うので、これもまた何らかの方法で、何度でも確認できるようにしておいてほしい。

(続く)

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