こんにちは、ほぐリッチです!
前回も読書レビューを書きましたが、最近読んだ本で衝撃を受けたので、こちらもレビューを書かせて頂きます。
『教団X』 中村文則 著
あらすじ
突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。二人のカリスマの間で蠢く、悦楽と革命への誘惑。四人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者の最長にして最高傑作。
感想
二つの新興宗教の間で、4人の男女が運命を翻弄されていきます。
善のカリスマの松尾。
悪のカリスマの沢渡。
人間の善と悪、
今世間を賑わせているカルト宗教問題、
国家の陰謀、
性、貧困問題、
戦争やテロ…
人類の究極のテーマが壮大に広がっていきます。
特に、善の教祖の松尾の講釈は胸に響きました。
松尾は古くからある、宗教や神、あの世などを物理学的に考え、
人や生物、全ての物は死んだら原子に分解され、また再利用され、巡っている。
だから「全ての多様性を愛する」と語っています。
また、神が作った全ての生命を奪うことは許されないと。
以前、読書レビューで書いた、『ジェノサイド』
高橋和明 著
以来の衝撃を受ける作品でした!
教団Xは、過去にアメトークの本好き芸人でも紹介されて話題になったそうです。
テーマは重くて、読んでいて胸が苦しくなる場面はありますが、ラストは救われるような内容でした。
好き嫌い分かれそうですが、お勧めの一冊です!
