【閲覧注意】整骨院・接骨院の闇 裏側 | ほぐリッチ整骨院ブログ

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埼玉県川口市芝中田、蕨駅で整骨院を営んでおります。整骨院からのお知らせや、趣味のバイク(GB400TT)、二児の子育て、ボクシング、日常生活をブログに書いてます。
接骨院、リラクゼーション、マッサージ、整体、ほぐりっち、ホグリッチ、肩こり、肩コリ、腰痛

こんにちは、ほぐリッチです!

先日、柔道整復師仲間の先生に、こんな本があるんだよ!
と教えてもらい、興味半分で購入して読んでみました。

「週刊ダイヤモンド 整骨院の裏側」




整骨院・接骨院 と検索すると、
いらない 不正請求 闇 詐欺 なんて出てきて、

今風当たりの強い業界なので、どんなふうにディスられているんだろう(^◇^;)?


…恐る恐る読んでみると、


感想としては良く柔道整復師業界を調べて書いたなぁと感心するものでした。


整骨院、接骨院の深い闇、不正しなければ生き残れない?

整骨院、接骨院とは名前が違うだけでどちらも
同じで、国家資格を持つ柔道整復師が開設する施術所のことをいいます。

整体院、整体師は名前が似ているけれど、無資格でも開設できます。


我々、柔道整復師の業務はというと
「脱臼、骨折、打撲、捻挫等に対してその回復を図る施術を業として行うもの」と、
柔道整復師法で定められています。
 
医師以外で唯一、怪我を鑑別して、回復に向けて施術できる国家資格です。

骨折や脱臼は、応急処置で整復・固定ができますが、レントゲン撮影ができないので、医師に診察して頂き、同意がなければ施術はできません。

レントゲンを撮れないので、レントゲンを観ずに外観や発生機序、徒手検査などで怪我を鑑別し、処置します。


柔道整復師の歴史は古く、戦国時代の武道の「殺法」それを手当てする治療法「活法」から発生したと言われています。
100年前の1920年に「柔道整復術」と公認されて、1989年に厚生大臣免許になりました。


さてさて、本の中身は、

整骨院は不正をしなければ生き残れない?
接骨院のほぼ3分の2に不正の疑いあり?

医師の同意なしに保険を取り扱えるのは柔道整復師だけです。
保険を取り扱えるといっても整骨院は償還払いです。(ちょっとこの辺はややこしいので割愛)


それをいいことに、本来保険適用じゃない、肩こりや腰痛、筋肉疲労を、
打撲、捻挫、挫傷と、怪我をしたかの様にして、
負傷原因と、部位を書いて保険請求をすることを不正請求といいます。
最高で3部位まで請求できます。

昔は6部位まで請求できたようです(^◇^;)

でも同時にそんなに何箇所も怪我ってしないですよねε-(´∀`; )

ボクシングやっていてもそんなに同時に怪我することって無かったです。


でもそれを平気でやっていた業界だから、
少子高齢化で医療費(療養費)が足りなくなっている今、槍玉にあげられています。

また、柔道整復師法で、
「運動器に加わる急性、亜急性の原因によって発生する損傷」とありますが、

柔道整復師の学校で亜急性とは、「繰り返し加わる反復の外力」と教わりますが、

亜急性とは、
治癒の機序で、急性→亜急性→慢性、
と急性と慢性の間のことを医学的にいいます。

だから、繰り返し加わる反復の外力で、日常生活の疲労による痛みにも保険請求しても良い、と間違えた捉えかとをされていたようです。 



また、整骨院、接骨院の乱立。
整骨院の数も全国で5万軒以上と、コンビニの数より多いといわれています。

柔道整復師の人数も、20年間で約8倍に増えたそうです。

それに伴い、過当競争が起きて整骨院・接骨院の価値が下がってきているとのこと。


週刊ダイヤモンドの「整骨院の裏側」の内容を一部書いてみました(^◇^;)


柔道整復師はオワコン?
必要無い資格?


ふざけるな‼︎

…と、言ってやりたいですが、先にも書いたとおりよく業界を調べて書いた内容だと感心しました。



ここからは、柔道整復師としての僕の考えです。



柔道整復師は素晴らしい資格です!
だってお医者さん以外で独自で怪我の治療もできるんだよ‼︎

レントゲンも撮らずに、骨折や脱臼を見つけ、整復し、固定できるのは柔道整復師だけです。 

先人達が戦国時代から受け継いできた活法・柔道整復術は、現代においても本当によくできています。


ほぐリッチ整骨院は、ほとんど怪我の患者さんは来ず、9.5割が保険を使わず実費で施術させて頂いております。

慢性疼痛、疲労の回復、体のケア、リラックス、など、本来の柔道整復師の業務からは外れているかもしれません。

だけど、急性の運動器疾患はやがて→亜急性→慢性になるので、慢性の症状を施術するのは業務外だとは思っておりません。

柔整師としてプライドを持って実費で施術しています。
病院、整形外科ではできないところを担っていると思います。

整骨院の看板を外し、
整体やボディケアにしないのは、

0.5割の怪我の患者さんが来たときにも、柔整師としてプライドを持って外傷も施術したいからです。

施術の例、写真などは、患者さんのプライバシーだし、治療家と名乗るからには治すのが当たり前だと思うので、ブログなどには書かないようにしてますが、
柔道整復師の名誉のために書かせて下さい。


昨日、手首を痛めから診て欲しいと、患者さまから電話がありました。
当院は予約制なので、次の予約の方が来る間の10 分間ぐらいだったらと、来院してもらいました。

腫れはほとんど無く、皮下出血もありません。
コーレスとかだと指先まで腫れるのになぁ?

だけど、手首の運動制限が出ていて第1指、第2指からの介達痛があります。
ダバチェールに圧痛はありません。
握手はできません。
あの骨折を疑い、プライトンで固定しました。
嫌な骨折です。

なんとか次の患者さまには少し待って頂き、固定をして帰せました。

整形外科への紹介状を書く時間が無かったので、
施術が終わってから急いで紹介状を書き、患者さまのお宅までジェット号に乗って届けました🏍

公私共に働きもののジェット号(^_^)

今日、患者さまから整形外科へ行き診察を受けてきたと連絡がありました。


診断結果は、

「舟状骨骨折」

嫌な鑑別が当たってしまいました。

関節方内なので、血流が悪く骨癒合しにくい壊死や偽関節などの後遺症が残りやすい部位です。



またレントゲンにも写りづらく、整形外科でも捻挫と誤診見落とされやすい骨折です。


自慢ぽく聞こえるかもしれませんが、レントゲンなどの設備が無いなかで、骨折、脱臼、捻挫、打撲を鑑別、処置することにおいては我々柔道整復師は医師にも負けないと思っております。


去年の夏頃も、歩道で転んで倒れている小学生の子をすぐ上腕骨骨折だと鑑別してシーネを持ってきて固定してあげました。
後日校長先生と担任の先生がお礼に来てくれました(^_^)

何ヶ月か前は、始業前にバイクを磨いていたら、近所の子が肘を脱臼したというので、すぐに整復してあげました。


僕は整形外科に勤めていたことがありますが、普段は慢性症状を施術することがほとんどだし、
まだまだ全然ペーペーで勉強不足です(;´д`)


昔から外傷一筋でやられているバリバリのほねつぎ柔整師や、
広告の制限をしっかり守り、広告を出さなくても地域の人たちに頼りにされている凄い先生はたくさんいると思います。




メディアに持ち上げられている先生が良い訳ではありません。

ゴッドハンド!一回でなんでも治す!
んなもんありません、治癒機序というもんがありますε-(´∀`; )

予約が何年待ち!
テレビ出てる暇があったら、その時間でご自慢のゴッドハンドで患者さんを治してあげなさいよε-(´∀`; )


ちょっと毒を吐いてしまいましたε-(´∀`; )


柔道整復師として、患者様に感謝された時は本当にこの仕事をやっていないと味わえない嬉しさがあります。

外傷の治療以外でも、

先生の施術のおかげで試合に勝てたよ!
痛みが無くなってラクに過ごせるよ!
先生、いつもありがとう!

などと言ってもらえると、柔整師名利に尽きます(*´ー`*)

ただあくまで我々は裏方、縁の下の力持ち。
主役は患者様です。
ゴッドハンドと腕組みしてドヤってはいけません(^◇^;)


「整骨院の裏側」では無く…



「整骨院は裏方」

なんーてね(*^▽^*)