マッサージ店に行く場合、どうせなら可愛い子から施術されたい。
それは誰もが思うこと。
ただ実際には、マッサージ店で過ごす時間の大半がうつ伏せ状態であり、
その可愛い顔を見ていられる時間はわずかなのだ。
よく考えると、何となく悲しい現実である。
わずかな時間しかお互いに顔を見ていないのだから、意外と記憶にも残らない。
その可愛いかった顔を思い出そうとしてみても、なかなか思い出せない事も多い。
待望の仰向け時には、色んな箇所のチェックで忙しいしね。(笑)
一度施術を受けたことのある嬢が別の店に移籍して、そこで偶然にも再会。
アレ?この子どこかで会ったような気がするけど、どこだったかなぁ・・・
良くある話である。
しかし、こちらは憶えていなくとも、嬢の方は憶えていることが多いのだ。
以前他のお店で再会した嬢から、こんな言葉を聞いて驚いたことがある。
「私、貴方の背中を憶えていますよ・・・」
うつ伏せ時には、こちらはほとんど何も見えていない。
頭上に来た際に、チラリと見える太ももや膝頭が精々だ。
運がいいと、その奥の三角地帯も見えたりするが・・・(笑)
でも嬢は、ずっとこちらの背中を見ているのである。
そして見るだけでなく、その手で何度も触れるのだ。
骨格や筋肉の付き具合、小さなキズやほくろの位置など・・・
その背中の情報が、インプットされるようである。
そう、嬢はお客を背中で記憶する。
貴方のその背中の特徴、多くの嬢に記憶されていませんか?
今夜あたり、洗面台で一度確認してみては。(笑)