我慢ならない | 保護猫たちのおうち探し(活動地域@高松)

保護猫たちのおうち探し(活動地域@高松)

捨て猫を拾って里親さんを探した経験から、
保健所の猫を預かって里親さんを探す活動を始めました。
猫をお迎えするなら保健所・愛護センター・ボランティアという選択肢を是非加えてほしいと思います。
保護が必要な動物がいなくなることを願って。

おはようございます。

 

日曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

唐突ですが、最近は里親という形で猫を迎えるという方法が

 

一般的になりつつあると思います。

 

ペットショップから純血種の子を迎えるのではなく、

 

愛護センターや保健所、保護ボランティアから猫を迎えて、

 

家族として過ごしていく。

 

そういう方がいらっしゃるからこそ、

 

成り立つのが保護ボランティアだとも言えると思います。

 

でも、それが浸透したからといって、

 

皆が皆同じ認識で猫を迎えてくれるか?というのは別問題です。

 

ちょっと読んでいて我慢ならない記事がありまして…

 

猫が好きで、気持ちの良い日曜日をお過ごしの方は、

 

不快に思われる可能性がありますので、以下リンクは閲覧注意です。

 

タイトルからして不快です。

 

猫を無料で飼いたい!って…

 

https://mofmo.jp/article/9737

 

残念なことに、保護猫の趣旨を理解してない人が書かれたようですが、

 

私個人としては本当に我慢ならない記述が満載でした。

 

この記事を読んだ人が、こういう意識で猫を迎えても、

 

ちゃんと飼育できないと思います。

 

・病気がないのを前提にペットとして迎える。

 

・タダだから猫を飼う。

 

・避妊や去勢はしない。

 

・完全室内飼育はしない。

 

・動物病院に連れて行かない。

 

・猫にワクチンなんかいらない。

 

こういう人やそういう意識の人がいるから、

 

ボランティアや譲渡会から初回提示する最低限の譲渡条件は

 

どんどん厳しくなるばかりです。

 

と言うか、厳しくせざるを得ません。

 

でも、正直に申し上げて、

 

譲渡条件は全く厳しいものではありません。

 

「動物と過ごすならコレは最低限」と思われる

 

当然のことしか条件として提示していません。

 

猫達は「無料だから」飼われるような命ではありません。

 

・猫の健康管理には、フードが大切です。

 

・定期的にワクチンが必要です。

 

・定期的な健康診断が体調管理を手助けします。

 

・完全室内飼育の徹底が大切です。

(そうでないと、交通事故に遭います。他の猫と喧嘩してケガをします。

そもそも、おうちに戻ってこれない子が続出です。

避妊去勢をしていない子が外に出ると、

どんどん子猫が増え、ゆくゆく成猫野良だらけになります。

その他、想像できうるすべてを記載していたらきりがありません。)

 

ボランティアとして活動している団体や個人は皆、

 

猫の幸せを考えています。

 

家族の一員として、アイドルとして大切に愛情深く育ててくださる方を探しています。

 

決して「この猫タダだからもらってください」なんて意識で活動していません。

 

里親希望の方に「無料だからもらう」

 

「タダだからもらってやってる」という意識が欠片でもあれば、

 

その人のところに行った猫は絶対に幸せになれません。

 

だからそんな人には譲れません。

 

これもまた当然のことだと思います。

 

最近、この手の記事は増えてきたように思います。

 

タダでもらうにはどうするか?

 

お金がかからないから猫をもらってやる というような人は、

 

その後、適切な飼育に対して必要な金額を知りませんし、

 

知ろうとしていない人がほとんどだと思います。

 

そんな意識で命を迎えるなんて、狂気の沙汰です。

 

猫に限らず、命あるものすべてに対して、

 

お迎えすると決めたのなら、その子の命に、健康に責任を持って

 

一生大切に愛育するということを肝に銘じてほしいと思います。