可愛いチワワシニアの花ちゃん。
繁殖引退のため放棄されました。
ブリーダーが崩壊したり、産ませるだけ産ませて子供が取れなくなったら捨てる。このようなことが繰り返されています。
花ちゃんが、こんなにリラックスして眠れるようになるまでかなりの時間が奪われました。
不衛生な場所に、閉じ込められた時間は残りの人生より長かったかもしれません。
ベロが長いのは、歯がないからです。
たくさん赤ちゃんをうまされて、栄養をたくさん失い、歯がありませんが目はいきいきしています。
似たような文章を長年たくさん書いてきたので、ガチ愛護家みたいで恥ずかしいですが、、この写真の笑顔は、心から解放されたような笑顔ですね。
花ちゃんの顔からは、閉じ込められていた過去が見えません。
なつっこい目つきは、子犬のままです。
失われた赤ちゃん時代。遊びたかった時期におもちゃもなかったことを考えると胃が痛くなる思いです。
いまは、卒業生のおうちにホームステイしています。
なるとくんを預かってくださっているおうちにいます。
閉じ込められたこたちをレスキューしてきましたが、近年マイクロチップの義務化による頭数制限のためか販売前に神経障害や、奇形、水頭症の子などの放棄が増えています。
つまり繁殖する前に放棄されることが増えたんです。
皆様のイメージするシニアや、ボロボロになっている子たちももちろんいますが、見た目の可愛い子達の放棄もかなり増えています。
それほど、作りすぎているということです。
日本人がかなり犬猫好きだということ。
お店に正義感の強い方がいらして私に質問してきました。
なぜ可愛い子達ばかりなのですか?可愛いこしか保護しないのか、安く買い付けて間を抜いているのかと。
いやいや、とびっきり可愛いこレスキューしてるよ?
正直その質問にかなり疲れました。
たくさん語りたくない性格なので、長く書きませんが、誰が捨てようと、業者が捨てて業者を助けていることになろうとも、目の前にもしお腹を空かせている子に出会ってしまったらごはんをあげます。
喉が乾いていたら水をあげます。
正解がどれかずっと考えてきましたが、私の答えはお腹を満たすこと。
病院に連れて行く。火葬してあげること。
正解があるなら教えてほしい。何が正解か考えずにミルクをあげてきました。
夜中に三時間以上寝たら、低血糖で死んじゃうんだよ。