心臓病のため、赤ちゃんの時に捨てられた小さなマルポメの赤ちゃんのハッチ。



肉球レンジャーには、どこにも引き取られない障害児の赤ちゃんが来ます。


どこの団体も、忙しく夜中の3時間置きのミルクや、24時間体制のチェックができないからでしょう。

赤ちゃんは、とても純粋でミルクの香りがします。

そして、、儚いのです。






おしっこだらけで、シャンプーをした時です。


レスキューの時は、お腹を空かせていて小さな歯でカリカリとドライフードを食べてくれました。




病院へ行き、診察をしてもらうと動脈管開存症。PDAでした😔

お母さん犬のお腹にいるときには、大動脈と肺動脈の間に動脈管という血管が存在していますが、生まれると自然とこの動脈管という血管は閉じてしまうのですが、様々な原因で閉じずに残ってしまったのが、動脈開存症だそうです。



また、小さな天使がやってきたのか、、。こんな小さな赤ちゃんの背中に天使の羽がついているなら今すぐ羽を折ってやりたい!

絶対に、お空には行かせない。障害のある赤ちゃんが来るたびに悔しい思いをします。

まずは、手術に耐えられる体重にならなければいけません。

優しいお預かりさん宅へ。



老犬のルパンくんと一緒にお預かりをしてくださいました。



ごはんが大好きです😊気持ちは、たくさん食べたいのですが、体はなかなかついていけず量は食べられません。







生きようね!頑張ろうね!



此処に居なさい。お空には逝くなよ。預かりパパとママの所に居なさい。

何度も何度も名前を呼ばれました。




『ハッチ、ハッチ、ハッチ』


ハッチは、名前を覚えました。



お友達も、兄弟もできました。テレビの音。お台所で、お料理をする音。
コーヒーの香り。お鍋の湯気の香り。預かりママとパパの声。

ぬいぐるみのような、ハッチに、生きるために必要な愛情。

生きたい!またパパとママに会いたい!

という小さな欲がこの世界にとどまってくれる唯一の希望です、、。