ホオジロの生い立ち
生後3か月(推定)、広島県の山で保護される。
神石高原シェルターを経て、5才で東京あきる野譲渡センターへ移動。
私が知っているのはそれだけです。
どのような母犬から生まれ、きょうだいの何番めに生まれたのか。どのような山で暮らしていたのか。
捕獲された時、母犬がいたら子犬たちを守ろうと吠えたでしょう。ホオジロは本当に怖い経験をしたと思います。
保健所では、親きょうだいと一緒にいられたのでしょうか。それともバラバラ?冷たい鉄の檻の中で、ガクガク震えていたでしょう。
その後、殺処分をなくそうと保護活動に奮闘するピースワンコに引き出され、神石高原シェルターに行きました。
たくさんのワンコとの生活はどうだったのかな。仲のよいワンコがいたかもしれませんし、好きなスタッフさんがいたかもしれません。
そこともお別れして、飛行機に乗り、東京のあきる野譲渡センターへやってきました。
たくさんの逆境を生き抜いたホオジロの5年間を想像すると、胸が熱くなります。
もう、どこにも行かないんだよ。ずっとこの家で毎日を穏やかに過ごそうね。
幸せな犬生を送ろうね