さて、北海道ツーリング準備も最後の大仕事です。

ZX-4RRにKRAUSER製のK5という1個47ℓの馬鹿でかいパニアケースを取り付けるとか、頭がおかしくなったと思われても仕方が無い改造に挑みます。

 

KURAUSERという会社はドイツの老舗メーカーでして、多くのパニアケースを長年製造販売してましたが残念ながら無くなりました。このケースやアタッチメントも製造中止です。

 

 

 

 

しかし、今更他のメーカー製を買っても20万円はするし、悲しき年金生活老人にはとても払えません。

 

まぁ20年物とはいえ今これがあるんだからZX-4RR用にアタッチメントを作り直すことにしました。

 

今あるアタッチメントはYAMAHAのXJ6用です。XJ6はヤマハイタリア製の600cc 4気筒でして、やはりヨーロッパ人はみんなロングツーリングしますよ(すごい決めつけと偏見w)ということでパニアに需要があるんですね。

 

 

 

これがドイツから送られてきたXJ6用のアタッチメントです。右上の雑誌を見ればいつ買ったかわかりますね(笑)

 

 

一番重量がかかる部分は頑丈でなければならんので、リアフェンダーをつないでる4本のボルトに共締めするリアキャリアをまずは購入しました。(ちょっと高い)

 

 

 
 
 
 

 

 

リアフェンダーのボルトに共締めする取付板と、キャリア本体をボルト止めする部分に近い場所にXJ6用のメインのアタッチメントを切断して溶接しました。

 

あとは重量の分散と横への振動を押さえる方向に、ステップやマフラーの取り付けボルトにアタッチメントを溶接で製作しました。鉄の金具類はホムセンで建築用が安く売っているのでそれを使いました。鉄板も強度が必要なので5mm厚のものを使いました。

 

XJ6用のアタッチメントをZX-4R用に改造する人間は多分世界で私一人しかいないでしょうから詳細を書いても誰の役にも立たないので省略します(笑)

 

まず、リアキャリアを取り付けます(写真はアタッチメント製作済み)

 

 

 

 

この時点でZX-4Rの美観を大きく損なっていますねw

 

 

アタッチメントの位置を確定するためにパニア本体を固定する木枠を組みました。正確に位置決め出来るまで2日かかりました(;。;)

 

 

 

 

マフラーがカチ上がっているのでパニア本体と干渉しないように取り付けるのはえらく苦労しました。

かなり外側に取り付けなければなりません。XJ6やCB650Rみたいな短小マフラーなら苦労はしないのですが。

 

 

 

製作したアタッチメントを装着したところ。

 

 

 

 

左右のパニアが同じ位置に来ないとかっこ悪いです。マフラーの制約があるので最初は右側を作り、各点地面からの高さを測って左側を合わせ込みました。疲れる作業です。

 

 

 

溶接は、ビードの見栄えや重さはもう関係なく、とにかく頑丈なことということで、ぶりぶりにむっちりな溶接をしました。「す」があるかもしれませんが、3週間4000Km持てば御の字・・・

 

 

とりあえず出来上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道交法的には大丈夫なんですが、やっぱり怖いなー。

 

近所の交通量が少ない道で少しづつテスト走行しはじめようと思います。