以前書いたとおり、私はものすごい短足なのと年取って足の踏ん張る力が衰えてきたので、ここ10年は立ちゴケしていないもののいつ転けるかわかりません。
転倒するとレバーを折損する可能性があり、特にクラッチレバーを折ってしまうと走ることが難しくなります。
アシストスリッパーだしクイックシフトのお陰でクラッチが軽いので短いレバーでも大丈夫ということでこの度交換しました。
中国製の安いヤツです。と言うか、日本製ってもうありませんよね、多分。
先ずはブレーキ側から。
マイナスネジとナットを緩めると簡単に外れ、新しいものを取り付けます。
超簡単なので行程写真は省略。
そうそう、ブレーキもクラッチも摺動する部分はグリスを塗っておきます。
ちゃんと「ZX-4RR」とプリントされています。中華製品らしい細やかな心遣い(笑)
ちょっとみどりみどりし過ぎかも知れませんが、まぁ好みの問題かな。
数年前から思いますが、最近の中国製のダイキャスト製品は品質が上がってます。バリなんかもちろん無く、質感も高いです。
さて、問題はクラッチです。ブレーキより数段気を遣います。
まずはロックナジを緩めた後ネジを回してクラッチワイヤーの張りをユルユルにします。
次にレバーを止めてるナット(○印)を緩めなければならないのですが、狭くてとても工具は入りません。
従ってここのユニットごとハンドルバーから外します。
外すとぷらんぷらんしてカウルに当たるので一応雑巾で養生します。
これでやっとナットをはずせます。緩み防止のロックナットでした。(10mm)
レバーを外すとき、新しいレバーを入れる時、クラッチスイッチのピンを折らないように細心の注意を。折ったらすごく面倒なことになります。(○印の白いプラスチック)
ワイヤーをゆるめて太鼓を外します。プラスチックの外装があるので小さなマイナスドライバーで少しこじります。
新しいクラッチレバーを止めるためのボルトを挿入するときは白いスイッチを少し押しながら入れます。
若干緊張します。
で、元通りにアセンブリをハンドルに装着して完成。
最後にクラッチの遊びを実際に発進して調整します。
全部で20分ぐらいでしょうか、比較的簡単にできます。
【2日後】 走ってる時なーんかクラッチレバーのガタが大きいなぁと感じてましたが、ふと元のレバーの穴にあったスリーブを移設することをすっかり忘れてたことに気がつきました。(;。;)
帰ってまたクラッチレバーをばらして(ワイヤーの太鼓は抜かずに緩めただけ) 新旧比較しました。
赤矢印が真鍮っぽい材質のスリーブです。ヘックスキー等の棒で軽く取り出せます。
これを新しいレバーの穴に入れて元通りボルト締めします。
はい、出来上がり。グラグラが小さくなりました。
この状態が通常なんですが、
転倒したらレバーが跳ね上がる可倒式なんですね。これでまずは折れることがないでしょう。
さて、次はECU書き替えのための取り外しかなぁ。カウルとタンク外すの面倒くさいなぁ。
やるかどうかはまだ熟慮中ですww