ＣＷ出来る免許を頂いたのは大昔ですが、若い頃から物覚えが悪く、どうもＣＷは苦手でした。 でもまぁ、せっかく「無線家」になってるんだから、死ぬまでにＣＷもやってみようかと思いました。が、還暦過ぎると物覚えは壊滅的であり、やはりＰＣによるインチキCWに頼るしかありません。まぁ、毎日やってれば、そのうちトンツーを覚えるでしょう。
今使っているメインのリグはIC-7300です。大変良いリグなのですが、なぜかUSBによる仮想シリアルポートが１つしかありません。その前に出た7100などはちゃんと２つあるのに。でもCTESTWINでリグのコントロールとCW発信を行うにはポートは２つ必要であり、またDSCWとHAMLOGを連携して使うにもやはりポートは２つ必要です。
そこでNETでポートを増やせないか調べると、
http://www.fbnews.jp/201603/tech/VSPE_01.html
VSPEという仮想のポートを設けるソフト 但し、Windows10 64bitは有料で約2800円 全て英語で設定もややこしそう。いつまでサポートあるかわからんし。
http://www.fbnews.jp/201907/technical02/index.html
なんとIC-7300の基板上にUSB→シリアル変換ドングルをハンダ付け いや私にはとても無理無理。そもそもこんな小さく細いパターンは老眼で見えないし、メーカーの保証外になる。技術的に面白いが現実的には問題外。
別に無理してUSBのシリアルポートを増やさなくても、リグの背面にはCI-Vのポートもあるんだから、USB→CI-Vの変換ケーブルを買えば済む話ですね。安いし。
これを使ってますが、全く問題ありません。まぁ、PCのUSBポートは2個使いますが。
さて、この変換ケーブルを挿してWindowsが自動的にドライバーをインスツールすると、デバイスマネージャに関係するポートが２つ出てきます。
（COM7は関係ないポートです）
ここでは、リグ本体のUSBポートに挿す時に出るポートをCOM4、CI-V変換ケーブルを挿すと出るポートをCOM5としてパラメータ設定を上げていきます。COM4も５も、右クリック→プロパティで通信速度を19200bpsに設定します。
以下の設定方法は自分の備忘録として書きました。何かの環境や設定が違う場合、送信しっぱなしになって焦る場合があります。その場合は色々研究して下さい。時間かかりますがｗ
＜2021.5.14追記＞
Turbo Hamlog
オプション→環境設定の設定４と５は以下の通り
設定４
設定４ではリグと接続しない
設定５
CI-V接続２として接続する
あ、因みにHAMLOG内蔵のCQマシーンは使えません。もう一つのポートを使用してしまってDSCWなど、他のアプリと連携出来なくなるためです。まぁ、IC-7300に音声メモリがあるから不要ですよね。
JTDX
機種をIC-7300、Serial PortをCOM4、速度は19200bpsにします。Test CATを押して緑になればOK
いつも通り、JTAlertから順番に立ち上がってFT8が送受信出来ることを確認します。
DSCW+Turbo Hamlog
ここでDSCWをCOM4で、HAMLOGをCOM5で動かして連携できるかどうか確認します。
DSCWの初期設定は、
初期設定→COM設定をCOM4にします。
DSCWで解読した相手のコールやQTH等をHAMLOGやCTESTWINに転送できるようにします。
HAMLOGを同時に立ち上げて、DSCWのHisCallやHisQTHが「QSO（F6)」ボタンを押すとHAMLOGの入力画面が出て、かつ周波数やモードがHAMLOGに反映してるかを確認します。
CTESTWIN
リグコントロール
設定→リグコントロール設定
こっちをCOM5にします。あとはこの通りに。
CWパラメータ設定
CW→CWパラメータ設定
こっちはCOM4にします。左下のKeyOut DTR,PTT;RTSはキモです。
これでリグの設定通りにバンド、モードが動くか、ファンクションキーでCWが打てるかどうか確認して下さい。
DSCW+CTESTWIN
DSCWで解読したコールやコンテストナンバー等をCTESTWINへ転送できるようにします
赤矢印をチェックしてコンテストモードにします。
DSCWのオプション設定でLOG SOFTにてCTESTWINにチェックが入っているとDSCWのQSOボタンでCTESTWINに転送されます。
IC-7300側の設定
外部端子のCI-V設定が主になります。
画面の下、MENUボタン→SET→外部端子 の次から各設定は写真の通り
CI-Vの設定
USBキーイングを開き、
USB SENDはOFF、USBキーイング（CW)はDTRにする
設定は以上です。
