こんにちは、内科医 ひとちゃんです
クリスマスも終わり、2021年も残すところ、あと5日程度となっています
窓からは青空が見えているのですが、気温は7℃程度までしか上昇しない休日となっているようです
皆さまの体調は、いかがでしょうか?
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」をめぐり、重症化のリスクが従来の変異株に比べて低いとする海外の研究結果が出ています
英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンも12月22日に研究結果を発表では、オミクロン株はデルタ株に比べて、入院のリスクは15~20%、1泊以上の入院の可能性は40~45%低いと推計されるとしていますね
では、もう「新型コロナウイルス感染を恐れる(おそれる)必要はないのか?・・・といいますと、まだ時間が必要・・・と思われます
この年末年始の時期に・・・日本の国内においても変異株「オミクロン株」の感染者の数が増加していくことは、とても残念に思いますね
もちろん、ワクチンの3回目のブースター接種という方法がありますが・・・4回・・8回と短期間に接種を繰り返すのは・・・心配だと
考える方もいらっしゃるかもしれません
詳細は、後日と致します(いたします)が・・・ここで、癌の予防などに用いられる「NK(ナチュラル・キラー)細胞」が、新型コロナウイルスに有効な理由をお話ししたいと思います
まず、癌細胞ですが・・・正常な細胞の遺伝子の変化が生じることに
よって、癌細胞に変化して行きますよね
そして、言うまでもないことですが・・・細胞内で・・・正確に言えば、「細胞膜の内側で・・・異常な遺伝子」が作られていくわけです
では、新型コロナウイルスでは、どうでしょうか?
ウイルスは、細胞内に侵入し、ウイルス遺伝子をヒトの細胞内にばら撒かれる(まかれる)のですね
そして、ヒトの細胞にある遺伝子を複製(ふくせい)するシステムを
使い、ウイルス遺伝子を増殖させ、コピーを作るわけです
そして、最終的にはウイルス粒子となり、細胞から出ていくというわけです
(図はお借りしました)
どちらも細胞の中・・・正確に言えば「細胞膜の内側で、異常な遺伝子が産生されている点では同じなのですね
このような種類の抗原を「内在性抗原(ないざいせいこうげん)」と呼びます
つまり、癌細胞を破壊する免疫細胞は・・・ウイルス感染細胞を破壊するおいうことになります
下の図に示したようにウイルスに感染した細胞を・・・細胞を丸ごと破壊しますので、ウイルス感染を持続させない効果が会うのですね
なので、癌細胞を破壊し、ウイルス感染予防にもなる「NK(ナチュラル・キラー)細胞」を用いた治療は有効だろう・・・ぐらいに考えていたのですが・・・
各種の海外の研究者の論文を多く読み進めるなかで、ワクチン以外で考えるとすれば・・・なかなか、有効な手段になるはず・・・と最近では考えるようになった次第です
このため、今回、「株式会社 GCリンフォテック」の関根暉彬先生やスタッフの皆さまの多大なるご指導を賜わり(たまわり)まして
JTKクリニックオリジナルの「NK細胞を用いた治療法」を導入できましたことをご報告させていただきます
また、詳細は、ご報告させていただきますね
素敵な1週間をお過ごしください
それでは、また
<ブログ後記>12月30日
今年も残すところ、大晦日(おおみそか)の1日だけとなりましたね。
振り返りますと、新型コロナウイルスに右往左往させられる日々であったなあ〜などと思ったりもします。
もちろん、過去形ではなく、現在も起きている問題なのですが・・・ね
海外からのニュースでは・・・
英国では、29日の新型コロナウイルスの1日の感染者が18万人を超え過去最多を更新し、口の大部分を占めるイングランドでは
「オミクロン株」が「9割以上」を占めている・・・というものがありました。
1日の感染者が18万人・・・という数の多さにも驚くのですか、私が
もっと驚いたのは、18万人のPCR検査をできる検査能力に驚いた次第です。
米ニューヨーク市は28日、市内の1日当たりの感染者数が、2万743人だったと発表した。今月中旬から感染者が急増し、21日には過去最多の3万573人を記録し、高止まりしている。
NY市では今月2日、新変異株「オミクロン株」の感染者が初確認された。疾病対策センターによると、NY州を含む地域で全コロナ感染者に占めるオミクロン感染者の比率は、25日時点で「88.4%」に上っているそうです。
どうやら、「オミクロン株」が、「デルタ株」を凌ぐ(しのぐ)状況となっているのは確実なようですね。
小児の感染による入院は多いようですが、現時点では重症者は少ないとのことですが、「オミクロン株」の遺伝子が更に変異する可能性もありますので、さらに数週間は様子を見守る必要があるように思います
今回、「NK(ナチュラルキラー)細胞」の投与のお話をしたのですが・・・自分の血液30ccを採取して、自分の「NK細胞」を3〜4週間、リンフォテック社の専用施設で培養して、約90億個まで増殖させて、凍結させておくというものです。
10億個ずつを解凍し、点滴として自分自身に投与するというものであり、同社とJTKクリニックの共同開発したものとなりますね。
もちろん、現時点では癌の治療の「補助療法」との位置づけとなると思いますね。
では、なぜ、この「NK細胞」が、「変異し続ける新型コロナウイルス」の感染の重篤化を防ぐ可能性があるのでしょうか?
このヒントは、次の図にあるのですが、来年の話題にしたいと思います。
(図はお借りしました)
今年も最後までお付き合いくださり
誠にありがとうございました。
来年も何卒宜しくお願い申し上げます
皆様にとって、幸多い年でありますことを
願っております
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理事長、院長
小笠原 均 (Hitoshi Ogasawara)
医学博士
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