こんにちは、内科医 ひとちゃんですニコニコ
 
天気予報では「雨の午後」の予想であったようですが、青空は広がるものの、暑さを感じる休日の午後となっています
(その後、雷鳴とともに夕立がありました雷
 
4日前の「七夕(たなばた)の日も過ぎて、7月7日頃の

「温風至(あつかぜいたる)」を過ぎて、そろそろ(7月12日頃)からは、「蓮始開(はすはじめてひらく)」となりますね


「温風至(あつかぜいたる)」は、温風は梅雨明けの頃に吹く南風のことをいうのだとか

 

「蓮始開(はすはじめてひらく)」は、文字どおりに「蓮(はす)の花が咲き始める頃なのだそうですね

 

仏教では神聖な花とされる「蓮(はす)」の花ですが、エジプトを象徴する花とされているそうです
 
エジプトでは、国を象徴する「睡蓮(すいれん)」と併せて、「蓮(はす)は、再生と復活の象徴とされているそうです
 
コロナ後の世界の国々の経済やヒトの交流の本格的な再開にむけて、「蓮(はす)」の花にあやかりたいものです
 
皆さまの体調は、いかがでしょうか?
 
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さて、新型コロナウイルスに対するワクチンの供給量が減っているのか?という質問を多く受けます
 
正直なところ、私もよくわからないのですが・・・まさか、誰かが隠し持っているわけでもないだろうと思いますね
 
もう、既にご存知の方も多いと思いますが・・・最近の海外のニュースでは、以下のような内容のものとなっています
 

アメリカのファイザーは、感染力が強いインド型変異ウイルス「デルタ株」に対応する、新型コロナウイルスワクチンを開発中であると発表していますね

 

ファイザーは8日、「デルタ株」を標的とするワクチンの開発を進めていて、すでに治験に向けた製造を開始していると発表しており、 

治験は8月にも始め、保健当局の承認に向けた申請をする方針だと発表しています

 

また、現行の新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種について、米食品医薬品局に承認申請を行うとも発表しています

 

両社によると、3回目の接種により、南アフリカで最初に確認された変異株「ベータ株」に対する抗体レベルが、2回接種の場合と比較して5~10倍高くなることが進行中の臨床試験の初期データで示され、感染を予防することが可能である ことを示しているようです

 

また、 世界で急速に広まっている感染力のより高い変異株「デルタ株」に対しても、3回目の接種によって同様の効果が期待できるというのですね

 

このような状況ですから、ファイザー社のワクチンの生産は「デルタ株」を標的とするワクチンの生産に次第に軸足(じくあし)が移りつつある状況となっている可能性がありますね

 

日本国内への新しいワクチンの供給は、諸外国より遅れる可能性がありますので、自分の血液中の「中和抗体」の数値を確認しながら、3回目のワクチン接種を受ける可能性もある・・・と考えておく覚悟も必要なのかもしれませんねニコニコ

 

ポストコロナ時代への「再生」と「復活」の過程においては、もう少しの辛抱(しんぼう)が必要なのかもしれませんね

 

 

素敵な1週間をお過ごしくださいキラキラ

 

それでは、またバイバイ

 

<ブログ後記>7月13日

九州などの一部の地方では、「梅雨明け」をしたというニュースがありました。

 

今回は、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンに対する情勢などを含め、ワクチン不足と報道されている事態がなぜ生じているのか?・・・ということをお話しをさせて頂きました。

 

もちろん、国内の自治体によりワクチンの在庫に偏りのある可能性も指摘されており、明後日より、在庫があると予想される自治体には、ワクチンの供給量を減らすなどの工夫がされるようです。

 

本文でもお話しをしたとおり、世界的にみれば新型コロナウイルス「デルタ株」の感染拡大が影響しているとされますね。

 

 

米製薬大手ファイザー社は、この「デルタ株」に対して、3回目の投与を実施する計画を米食品医薬品局(FDA)に申請しようとしたわけですが、米疾病対策センター(CDC)と食品医薬品局(FDA)はからは、「新型コロナウイルスのワクチンを規定の回数接種した人は、現時点で追加接種する必要はない」とする共同声明があったりと・・・なかなか、複雑な展開となっているようです。

 

米疾病対策センター(CDC)の立場は、インドで見つかり感染力が強いとされるデルタ株が米国でも急速に広がっているが、声明は「接種を完了していればデルタ株などの変異株に対しても重症化や死亡から守られる」としているのですね

 

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、複数のメディアのインタビューに対し、以下のように答えているようです。

 

「ワクチン接種を終えた人が再び感染していることを考えると、米公衆衛生当局は将来追加接種が必要になる可能性を排除しないとしたが、正式な勧告にはさらにデータが必要だ」

 

もちろん「デルタ株」に対する新たなmRNAワクチンの治験も8月頃から米国内で行われる予定という状況もあるとは思いますが・・ね

 

なるほど・・・と思っていますと・・

 

本日のニュースでは、元FDA(米国食品医薬品局)長官のスコット・ゴットリーブ博士という方は、メディアのインタビューで、米国でのワクチンの3回目の接種、つまり、ブースター(追加免疫)接種の承認が急務であることを強調したというものがありました。

 

博士によるとイスラエルでは昨年末に接種を受けた人々の間でワクチンの効果が低下しており、、イスラエルでのワクチンの効果の低下は、12月に接種を行った高齢者に多く見られている・・・とか。

 

この状況であるとすると・・・現行の2回接種では、8ケ月程度で新型コロナウイルスに対する中和抗体が減少したことになり、もし、これが事実であれば、今後、私たちも参考にしなければいけませんよね。

 

イスラエルは、世界でも早い時期に70%以上も国民がワクチン接種を終えたのですが、再び「デルタ株」を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大が見られることもあり、真実が気になるところです。

 

このように今後、場合によっては、ファイザー社のワクチン接種を3回とする方法が世界の流れとなっていく可能性もあるので、世界的にファイザー社のワクチンの流動性が悪くなっている可能性もあるのかなあ・・・なんて思ったりもします。あくまで、個人的な考えですが

 

他にも複合的な要因もあるとは思いますが・・・ね

 

今は、まず、規定の2回目の接種を受けたあとは、感染予防を継続しながら、日々を過ごしていこうなどと思いますね。そして、JTKクリニックでは、ワクチン2回接種後は、6ケ月程度で、ワクチンの効果が持続しているか?を確認するために中和抗体の量を測定する方針にしようかな・・・なんて、思った次第です

(これまでは、2回接種後の9〜12ケ月での測定をオススメしていましたので)

 

最後まで、お読みいただきまして

ありがとうございましたお願い

 

 

(雨あがりの薔薇)

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  元 順天堂大学 膠原病リウマチ科 准教授   

日本リウマチ学会 専門医

日本内科学会認定医

緩和ケア医療医 

 

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