こんにちは、内科医 ひとちゃんですニコニコ




冷たい風が吹いているのですが

雲ひとつない青空が広がっています



暦のうえでは

七十二候(しちじゅうにこう)では


「鱖魚群(さけのうおむらがる)」



鮭が群がって川を上る頃とされますね
川で生まれた鮭は、海を回遊し故郷の川へ戻るのですね



皆さまの体調は
いかがでしょうか?



ふと気がつくと
2020年も残りわずかとなっていますね


新型コロナウイルスの話題ではじまり
その話題で終わっていくのかなぁ〜と
思います


ちょうど、先週のお話をした翌日に
「Go to トラベル」が一旦、停止される
ことになりました


すぐには、新型コロナウイルス感染者は減らないと思いますが


やはり、6週間程度の時間を経なければ
「Go to 」停止の効果は
目に見えてこないのではないかと思います


なぜ、「Go to」を停止しても
すぐに感染者が減らないと思うのか?



イメージで言うとすれば・・・こんな風に想像してみてください下差し


末端まで入り込んだウイルス感染は
なかなか、制御コントロールが
難しくなるのですね



例えば、時代劇・・・・に例えると


江戸から、ロウソクに火を灯した提灯(ちょうちん)を携さえて(たずさえて)
地方のある都市に行くとしますと・・・


ところどころで、火の一部がこぼれ 
枯れ草が燃え始める・・・かもしれませんね

そして、目的地について
酒でも呑んで、気がついたら

火を灯したロウソクが転倒して
ボヤや山火事を起こすこともある

この各地で起きた山火事は
江戸の政府が、どうな方法を試みたとしても

消すことができないのですね

・・・などという例えになるでしょうか


あまり良い例えではないのですが・・・ねてへぺろ




つまり、人の移動が少なくなることと
感染者が減少してくることの間には
タイムラグが生じる可能性が高いと思います


いろいろな状況もあると思いますので
ひょっとすると、6週間より時間がかかるかも
しれませんね


特に年末年始の時期が入りますので・・・ね


帰省したいという人々は
一定数は、いると思いますが
この期間は、特に注意が必要ですね



発熱や呼吸困難、そして、嗅覚異常・・・といった典型的な症状のない感染者は
かなりの程度は、存在するのではないかと
思います


でも、それでも帰省をしなければならない・・・などと考えている方は多いですよね


そこで、JTKクリニックでは
家族全員が、PCR検査をしてから
帰省できるようにパック料金を設けました


何人かで同時にPCR検査をしたい・・・と考える方に最適なのではないかと思います



検査の価格を下げるように頑張りましたので

クリニックのホームページを
ご覧になって頂けたらと思います



さて、話は変わるのですが・・・
格安のPCR検査ができる機関が
多く存在するようです


なぜ、同じように低価格が
JTK クリニックで、実現できないのか?


 と私自身もよく聞かれますね


検査の価格は・・・現時点では
限界に近いものとなっています


なんとも
心苦しい限りですが・・・その理由は・・・


PCR検査の機器のあるラボ(研究室)、
検体採取室などの構造や


スタッフの細かい動き方まで
千代田区の保健所の指導とチェックを受け
開設許可を得たうえで
PCR検査をしているのですね



かなり、厳しい保健所の要求する
基準をクリアしています

(のんびりとした私でさえ、胃が痛くなったほどでしたからガーン)



その基準は、PCR検査にいらしゃった方の通る経路を一般の患者様と完全に分けることや

1人の検査の方が終了した際には、椅子などを
アルコール消毒することやエアロゾル感染を防ぐために・・・


常に換気しておくことなど、詳細に決められているのですね



更にPCRの機器のある部屋の空気が
直接、建物内や外に出ることのないように
換気口には、特殊なフィルターを設置しています


PCR検査をするためにJTK クリニックにいらっしゃった方が
検査に来たばかりに
新型コロナウイルスに感染してしまうこと
100% 防ぐためには
もちろん、必要なことなのですがねニコニコ



これだけの厳しい基準をクリアしているため
万が一、都内の感染者が爆発的に増加した際には

保健所で集められた検体(行政検体)の
検査をお手伝いできるようになっています



なので・・・

当クリニックにおいて、検査を行った方が、
陽性者が出た場合には・・・

保健所に連絡し、その後の対応は
保健所の指示に従って頂くことに
なりますね



つまり、万が一、PCR検査で陽性が出た場合には
速やかにご本人と保健所に
連絡を入れて、必要な書類を提出することに
なります


上に挙げた理由から、企業や研究機関が行なっているPCRの低価格までは、下げていけないのが現状です


正確に結果判定をするために
2回 施行している影響もありますよねウインク


しかしながら、最後まで
きちんと対応致しますので
ご心配は、無用ですウインク


今後の予定としては、自宅で唾液を
専用の容器に採取してもらい
それをJTK クリニック内 ラボ宛にお送り頂きまして、PCR検査を施行したうえで

その結果をお知らせするサービスは
近日中に開始する予定です
(13,500円程度の価格を考えていますが)




クリスマス🎄前のお話であるのに
なんだか、夢のない内容で
申し訳ございません



現時点では、出口の光が少し見えてきているような気がしますので・・・私はねウインク


もう少しだけ・・・ほんの少しだけ
頑張っていきたいものですねニコニコ


この状況が永遠に続くわけでは
ありませんからねウインク



素敵なクリスマスの1週間を
お過ごしくださいキラキラ



それでは、またバイバイ


<ブログ後記>12/22

今年も残すところ、僅かとなりました。

イギリス国内で、新型コロナウイルスの遺伝子変異のあるものが報告されて、
各国との往来が停止されるなどのニュースが伝えられ、不安を感じる方もいらっしゃるようです。

結論から申し上げますと
遺伝子の変異が生じるのは、時間の問題でしたので、パニックになる必要はないと考えます。


この理由は、以前のブログ内でも
お伝えしたとおりです。

付け足すことがあるとすれば、新型コロナウイルスは、RNAウイルスであり、しかも1本鎖プラスRNAウイルスとなります。

1本鎖マイナスRNAウイルスというものもあるわけです。

その違いは、マイルスRNAウイルスの方は、
一旦、そこから、プラスRNAを作り出してからでないと増殖はできません。

なので、ワンステップを経る必要がありますので、マイナスRNAウイルスの増殖スピードより
プラスRNAウイルスの増殖スピードは
格段に早いことになりますね。

また、RNAウイルスの遺伝子は、1本の遺伝子から構成されるので、とても不安定なものとなります。
不安定とは、増殖のために遺伝子が複製されるときに間違いが起こってしまうことを指します。

遺伝子の配列が変化すると
当然、そこから、アミノ酸が変化し、更にタンパク質が変化する・・・ということになりますね。

今回は、若干、情報が乏しいのですが
スパイクというウイルス表面のタンパク質などが変化したのだと思います。

その結果、新型コロナウイルスの性質が変化したということになります。

今回の遺伝子の変異が引き起こしたのは、ウイルスの増殖スピードが上昇し、
また、子供などにも容易に感染する性質があるのではないか? とも言われていますね。

ただし、この遺伝子の変異により
重症化したり、死亡率が上昇することは
現時点ではない可能性が高いとされています。

また、ワクチンが無効になる可能性はないのでは・・・と報告されています。

あくまで、今回のイギリス国内の新型コロナウイルス遺伝子の変異についてはということですがね。

私がとても驚いたのは、遺伝子の変異を発見してから、各種の分析結果が出るまでのスピードの速さです。

この背景には、これまでにPCR検査を多く行って、データベース化されていたことが大きいと思いますね。

なので、感染の拡大が、これまでとは違うと感じて、遺伝子の配列を解析してみた。
その結果、変異が生じていることを確認したということなのだと思います。

遺伝子の配列が分かれば、インターネット上のデータベースをもとにした解析ソフトで、
タンパク質の立体構造を予想することができたのだと思いますね。

そのタンパク質の中で、ワクチンによって作られる抗体の付着する部分の位置的な変化を認めなかったために・・・
現時点で投与が始まったワクチンが無効となる可能性はない・・・と判断をしたということになります。

PCR検査を行なえば、RNAが残るのですね
RNAのみでは、壊れてしまいますので
一種の加工処理をして、安定化させ、-70-80℃で保存をしておけるのです。

つまり、PCR検査を多く施行することは、その国や地域で流行した遺伝子の配列を多く残すことができるのですね。

この情報は、今後、既存のワクチンを変化させるための有効なデータとなるのです。

イギリス国内での解析スピードの速さに驚くとともに
もし、日本の国内で同様のことが生じた場合に
解析に用いることのできるデータがあるのだろうかと少し、疑問を持った次第です。

まあ、大丈夫なのだと思いますがね。

今回もお読み頂きまして
ありがとうございましたお願い



(2019年の表参道のイルミネーション:筆者撮影)
今年は、中止となったらしいもやもや
 
 

  元 順天堂大学 膠原病リウマチ科 准教授

日本リウマチ学会 専門医

日本内科学会認定医

緩和ケア医療医 

   

 

 

 

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