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こんにちは、内科医ひとちゃんですニコニコ

 

 
 
爽やかな青空が広がる
休日となっています
昨日の激しい雨が
ウソのようです
 
何かしら、不安の多い毎日ですが
暦どおり、春はやってきたようですね
 
 
 
皆さまの体調は、いかがでしょうか?
 
もし、スムーズに外出や小旅行が
できるならば
 
今の時期、野には花が咲き
川底には、魚の群影をきっと見つけることができるはず・・
 
ところが実際は
新型コロナウイルス感染の蔓延により・・・
自粛しています
 
 
 
まあ、愚痴を言っても仕方がないのですがねウインク
 
 
 
いったい、いつまで・・・
この状況が続くのか?・・・なんて
古くからの友人からのメッセージも
届くことが多くなりました
 
 
 
どんなに時期の予想は?と聞かれても
 
私の返事は・・・たいていは
 
Only God knows 
 
(神のみぞ知る)と書きますけど・・・ねウインク
 
 
 
私のTwitterには、新型コロナウイルスに関する記事を添付する形であげてますが
 
 
お読みになって頂くと
新しい知見を確認して頂けると思いますし、現状がそれほどは暗くないかも・・
 
 
ということに気がついて頂けると思います
 
 
 
以下の文章は、新潟大学時代の同級生の
S先生のFacebook の記事から
抜粋させて頂いたものです
 
 
彼は、ある大学の脳神経内科学の教授なのです
 
 
専門は脳神経内科なのですが
国内外の企業と共同での創薬(新しい薬を作ること)をしています
 
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新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(4月10日)  
 
 
社会的離断の期間を短縮する3つ方法について,イエール大学の研究者らが言及しています.
 
 
①無症状感染者,軽症者を特定するための積極的なPCR検査と接触者の追跡+早期隔離(専用施設確保が必須)
 
 
②家庭での感染を減らすこと(武漢では,ほとんどの感染が家庭内で発生した→早期発見し,家庭でなく,専用施設での隔離する)
 
 
③集中治療室の在院日数を20~30%短縮する治療の開発(医療システムの維持に大きな効果をもたらしうる)です(JAMA. April 06, 2020)
 
PCR検査数の増加と,専用施設の準備は対応可能な課題だと思います.
 
 
◆神経合併症(1).髄膜脳炎を呈した24歳男性(山梨大学病院).疲労感,発熱で発症.9日目に意識障害,1分間の全身痙攣.項部硬直あり.髄液細胞数12(mono 10, poly 2).胸部CTで小さなすりガラス様陰影あり.鼻咽頭拭い液でPCR陰性,しかし髄液で陽性・・・(中略)
 
→ 鼻咽頭拭い液でPCR陰性でも,新型コロナウイルスによる髄膜脳炎は否定できない.Intern J Infect Dis, March 25, 2020 
 
 
◆感染性と中和抗体(1)
 
採取した検体の感染性.身体部位ごとのウイルスの複製(増殖)をドイツ人患者9名で検討.ウイルスの複製は上気道で生じていた.咽頭からのウイルス排出は症状の出現1週間で高い(4日目がピーク)
 
咽頭拭い液,痰は感染性を示したが,便のRNA濃度は既報通り高いものの,感染性を認めなかった(消化管でも複製が生じることを示唆するが,感染性を認めなかったことは対象者の消化器症状が軽かったためかもしれない.多数例の検討が必要).血液,尿も感染性なし.
 
 
セロコンバージョン(抗体陽性化)は7日目で50%,14日で全例に認めたが,ウイルス量が急速に低下することはなかった(図3).つまりワクチンでは,より強い中和抗体の誘導が求められる.Nature. April 1, 2020
 
 
◆感染性と中和抗体(2)
 
涙液からの感染.中国の入院患者38名中12名(32%)に結膜炎所見(流涙,結膜充血,結膜浮腫)を認め,うち2名(5.2%;2/38名)は結膜拭い液もPCR陽性であった(鼻咽頭PCR陽性は28名).結膜炎所見を認める症例は,そうでない症例と比較して白血球数や炎症所見(CRPなど)が有意に高値であった.
 
→ 1/3の症例は眼症状を呈すること,涙液にもウイルスが含まれ,感染しうる.JAMA Ophthalmol. March 31, 2020
 
 
◆感染性と中和抗体(3)
 
「軽症で回復した」175名における中和抗体の検討.中和抗体は発症から10-15日目に陽性になるものの,抗体価は患者によりまちまちで,約30%の患者では低力価,10名(5.7%)では中和抗体は検出されなかった
 
また高齢者や中年の患者では,若者と比べて中和抗体やスパイクタンパク質結合抗体がより高値であった
 
 
→ この研究は様々な問題提起をする.
 
 
①抗体価が上昇しない回復者が,今後,再感染しうるのか?
 
②抗体価が上昇せずに回復するのは,T細胞やサイトカインなどの別の免疫反応が関与しているのではないか?
 
③回復患者血漿は後述するように治療として期待されているが,患者により中和抗体価は様々で,事前に測定しなければ輸血に使用できない(ネット上ではこの論文に対する誤った解釈がみられるので要注意).medRxiv. April 06, 2020
 
 
 
◆マスクの効果
 
呼気中へのウイルス排出とマスクの効果.コロナウイルスの飛沫感染,エアロゾル感染に対するマスクの効果の検討(インフルエンザウイルスやライノウイルスも調べている).
 
急性呼吸器症状を呈した感染患者の鼻および咽頭の拭い液,ならびに30分間の通常呼吸の呼気で得られた飛沫ないしエアロゾル中のウイルスコピー数を検討している.
 
コロナウイルス(OC43やHKU1)は新型ではないが,粒子のサイズは同程度.17名の検討で,飛沫では30%,エアロゾルでは40%でウイルス排出あり.そしてマスク着用は飛沫の場合は抑制する傾向があり(P=0.07),
 
エアロゾルの場合は有意に抑制した(P=0.02)(図5).→ COVID-19患者のウイルス伝達をマスクが抑制する科学的根拠として重要.Nat Med. April 3, 2020
 
 
 
 
 
◆新規治療(1)
 
回復患者血漿輸血.すでに有効性が示唆されていたが,さらにその結果を支持する臨床試験が中国から報告された.
 
残存ウイルスの不活性化処理を行った回復患者血漿200 mLを,重度患者10名に輸血した(発症から中央値16.5日目に輸血).
 
主要評価項目は安全性,副次評価項目は治療3日後の臨床,検査所見(リンパ球数,CRP,胸部CT)の改善とした.全員の症状が1~3日以内に消失または大幅に改善し,また中和抗体価は高値で維持され,7日目には程度の差はあるが画像所見が改善し,ウイルス血症も消失した.重篤な副作用なし
 
→ 今後,使用量やタイミングについての検討が必要.PNAS. April 6, 2020
 
 
◆新規治療(2)
 
ヒドロキシクロロキン(HCQ).クロロキンは,in vitroの実験でSARS-CoV-2に対して抑制的に作用することが報告されていることから,HCQの効果を検証する無作為化比較試験が行われた.62名の入院患者を並行群間試験として割り付け,31名をHCQ(400 mg/日)を5日間投与する群,残り31名を対照群とした.
 
主要評価項目は臨床的回復までの時間,臨床的特徴,画像所見とした.結果としてはHCQ群で体温,および咳が寛解するまでの期間が有意に短縮した(いずれも約1日短縮).またHCQ群は,対照群に比べて,画像上の改善が見られた患者が多かった(80.6% vs 54.8%).試験中に重症化した4名すべて,対照群であった.HCQ 治療群では軽度の副作用(皮疹,頭痛)が2 名に認められた.大規模臨床試験と薬効の解明が必要である.medRxiv 2020; DOI: 10.1101/2020.03.22.20040758.
 
 
◆新規治療(3)
 
抗寄生虫薬イベルメクチン.これは大村智博士が土壌の放線菌の一種から分離したアベルメクチンをもとに開発された抗寄生虫薬である(2015年のノーベル医学生理学賞).オーストラリアからin vitroの実験系の研究であるが,サル腎臓由来Vero細胞にSARS-CoV-2を感染させ,2時間後に,ヒトが服用可能な濃度のイベルメクチンを添加したところ,48時間後にウイルスRNAが5000倍抑制された.抗寄生虫薬がなぜウイルスに対して効果を発揮するか不思議に思ったが,イベルメクチンが細胞質のタンパク質を核内へ運ぶ輸送タンパク質であるインポーチンと結合して,さまざまなウイルスタンパク質の核内移行が阻害されることが関与すると考えられている
 
 
実際にHIV-1(エイズ)やデングウイルスでもその作用が報告されている.タイにおいてデング熱に対する360名が参加した第3相試験が行われ,安全性が確認され,投与レジメの検討も行われている
 
今後,この臨床試験を参考にヒトにおける臨床試験が計画されるだろう.Antiviral Research. March 29, 2020
 
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(転載不可)
 
 
ちょっとだけ・・・脳神経学的な病態に関する文章は、割愛しましたが、S教授が
これまでの新型コロナウイルス関連の海外の論文をご自身で、まとめられたものですね
 
それぞれの文章の最後には、それらの内容が
記載されている論文が明記されています
 
治療のところでは、「アビガン」以外にも有効でありそうな薬剤があるのが、分かりますねウインク
 
 
いかがですか?
とても分かりやすく、論理的で、かつ科学的ですよねニコニコ
 
 
 
春が訪れても・・・
新型コロナウイルス感染のニュースばかりで
漠然とした不安をいつも感じるのは・・・
 
 
あまりに科学的に語られることの少ない
情報やそんな状況が多いせいかもしれませんねウインク
 
 
 
S先生の名前は
実名を最初はあげていたのですが
 
ブログ内の文章では
よくよく思案した結果、名前を伏せさせて頂きました
 
 
かつての同級生とは言え
いろいろな立場もあると思いますので
ご迷惑をかけてはいけないと思いましてねウインク
 
 
 
今回は・・も(?)・ちょっとだけ、長いお話となってしまいましたニコニコ
 
 
 
JTKクリニックにおいても
科学的な根拠のある、そして、理論的に正しい新型コロナウイルス感染予防のための治療を施行していきたいと思います
 
 
 
 
素敵な1週間をお過ごしくださいキラキラ
 
 
 
それでは、またバイバイ
 
 
                           (夢の大橋:筆者撮影)

○JTKクリニックのスタッフが、正しい手の消毒の仕方という動画を作成してくれているので、紹介させて頂きます

 

 

 

 

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理事長、院長  小笠原  均  (Hitoshi Ogasawara)   医学博士

 

H4年新潟大学医学部卒

  元 順天堂大学 膠原病リウマチ科 准教授

日本リウマチ学会 専門医

日本内科学会 認定医

緩和ケア医療 認定医

 

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今宵は、こんな曲で 

 

 

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