2009年7月21日。
私が防府青年会議所に入会した年の7月。
その夏の青少年開発事業【地球市民ジュニアアカデミー2009】を感動の中、無事に終了した翌日。
防府市は過去に経験したことのない豪雨に襲われました。
後日、防府市が公表した記録によると、21日の明け方から強い雨が降り始め、1時間の降水量が72.5ミリ。24時間の降水量が275ミリという観測史上1位となる降雨を記録しました。
そして降り注いだ雨は下右田、真尾、奈美に最悪の土砂災害をもたらし、多くの農作物、建物、そして尊い人命を奪っていきました。
私たち防府青年会議所は、当時の立石理事長が陣頭指揮をとり復興に向けて、すぐに行動を起こしました。
しかし建物は全壊・半壊、道路は泥にまみれ被害の状況は凄まじく、復興には多くの人的支援と物的支援が必要な状況でした。
そのような状況を聞きつけ防府には、全国各地の青年会議所の皆様が支援に訪れてくださいました。
全て手弁当で、夏の凄まじい暑さの中、防府のまちの復興に向けてたくさんの人たちに助けていただきました。
当然、青年会議所に限らず、多くの方々からご支援をいただきました。
私たちはこの御恩を決して忘れてはいけないと思っています。
この度の豪雨災害にあっても、被災地へ先陣を切って支援に行ってくれた防府青年会議所メンバーがいます。
彼らは私の誇りであります。
この度の青少年事業の目的でもあります【他者への想像力】とは即ち、【行動】です。
被災地の方々の不安な心情に思いを寄せ、率先して行動をする姿こそ、我々が目指す一つの形です。
私も水曜日に被災地支援に行く予定としています。
私たち防府青年会議所は決して、2009年7月21日を忘れません。
あの日いただいた沢山の御恩と感謝を被災地へ届けていく。
これが防府青年会議所64代理事長としての想いです。