【初めての妊娠】
私が長女を妊娠したのは18年前。
妊娠して、まず最初の修行は
つわりだった。
寝ても冷めても気持ちが悪い
なんなら、夢の中で
乗り物酔いの夢を見て嗚咽しながら
起きる毎日。
「これ、一体いつまで続くの?」と
頭がおかしくなりそうだった。
人生で「死にたい」なんて
思ったことなかったけど
この時ばかりは「死」がよぎったな(笑)
半年くらいで、つわりも治まり
「やっと、人間らしくなった!
残りのマタニティーライフを楽しむぞ!」
と思ったのも、ほんの3ヶ月。
臨月間近になった頃から
頻繁にお腹が張るようになった。
たまたま検診があったため
「最近、よくお腹が張るんですー」
と、のんきに先生に話すと
「大丈夫だとは思うけど
一応、内心してみましょうねー」
と、先生が内診した途端。
一気に、先生の顔が変わった。
「子宮が3㎝開いてる!
とにかく、今から入院!」
と即入院になり、そこから出産まで
点滴生活を送ることになるのでした。
入院中は
体もメンタルもボロボロで
何度泣いたか分かりません(笑)
私は、妊娠したら
産むまで楽しいマタニティーライフ
なのだと思っていました。
しかし、現実は違いました。
もちろん、マタニティーライフなんて
10人いれば10人十色。
でも、お腹に命が宿った時から
”お母さんになるための
修行が始まるんだな”
と初めての妊娠で実感したのでした。