連休の谷間とあって、いつもは空いている奈良への車両も結構一杯。やはり3連休が二回も続くと近くで済ませるんだろうね。こっちはどちらの連休も仕事で、車の移動もままならないから迷惑な話。


 そんな感じで本日の車両はオバサンは車内で大声、お姉さんはお化粧三昧で異様な雰囲気。でも救いは座席が進行方向に向いていてプライベートな空間が出来たことかなぁ。でもそれは前の席のカップルにも同じことみたいで、朝から羽目をはずしまくり!通路挟んで向こうはおしゃべりなオバサン達でカップルの動きには目もくれていない。


 そのカップル(多分大学生くらいだと思うけど)、難波を出た辺りから男の子の方の動きが妙におかしい。何かされるたびに体か上に動いたり、後ろを向いたりするんです(後ろを向いた時、何度も目が合ってしまった)。かすかに聞こえてくる会話からも『ここじゃ人が多いから』とか『耐えればイイやん』とか聞こえてくる。暫く後ろから状況を観察していたら、明らかに女の子に男の子がくすぐられているらしい。(でも上下に動いてたから足か何かなのかなぁ?その辺は不明)


 朝っぱらからご苦労さんなことでと思いながら、降りる駅に到着。カップルは次の終点まで乗るらしく、男の子はまだ玩具にされていた…でも降りる時に二人の顔を見て納得!女の子はモデル系のすきっとした顔立ちで可愛いというより綺麗!!これなら男の子も耐えるっきゃないわなぁ!(でも難波から奈良まで40分近くあんな事されたら奈良に行く前に疲れそうだが…)

 最近は男も弱くなったものよと、慨嘆しつつ事務所へ。


 そして帰り道、今度は御堂筋線での出来事。梅田から乗ってきたカップル。多分大学生だと思うその二人連れは女の子が酔って真っ赤で、男の子が素面(しらふ)。女の子は叩き癖があるのか話しながら異常な強さで彼氏を叩き、彼氏は笑いながらそれを受け止めてた。

 こちらは毎度おなじみ渋滞電車なので傍にいて話が聞けてたんだけど、ここもやはり女性上位カップルみたいで何でも彼氏が従うといった様子。

 でも彼女の家まで送る送らないの『言い方』が問題になったらしく、雲行きが微妙に!彼氏が『触んなや!』の連呼で、彼女は叩くというよりどつくといったほうがいい感じになってきて桃山台駅。この後どうなるのかなぁと思ったら彼氏が降りてしまって、彼女に挨拶なしに流れに乗って改札へ!?


 朝といい、凄いもの見たなぁ!なんて思いながらバスに乗り込むと、さっきの彼がバスに乗っていた。顔からはさっきの怒りが収まらないのと、叩かれすぎて赤くなっているところをさすり怒りを増幅しているかのように見えて…隣が空いていたんだけど吊革もって立っていると『どうぞ』って言われちゃった。

 その後は当然ながら沈黙が続いたんだけど、停留所が一緒で歩く方向も一緒。さすがに気付かないうちに俺ってばジロジロ見てたんかなぁ!チョイ怖いかもなんて思ってたら、『○○さんですよね?』と名前を呼ばれた。なんと彼はご近所さんで彼の一番上の兄と同級生でした!!

 幼い頃会った(というより見た)以来で全く記憶から消えてるから止むを得ないんだけど、さっきまで見ていた話をしたら顔を赤くしながらも、惚れた弱みで離れられないんだとか…


 やっぱり男は愛嬌、女は度胸の世の中になってきたのかなぁ!そんな浮ついた話のないおっちゃんからすると、別次元の話としか聞こえないんだけれど……