昨晩は、神田明神薪能「葵上」に行ってまいりました。


特別対談として、
金剛流・金剛龍謹さんと、大河ドラマの題字を書かれた書家・根本知さんの、お二人の対談があり、
その後、金剛流26世宗家・金剛永謹(ひさのり)さんの素謡「神歌」、
和泉流・野村万作さんの狂言「貰聟(もらいむこ)」、
金剛流・廣田幸稔さんの仕舞「杜若」、
そして金剛流・金剛龍謹(たつのり)さんの「葵上」が上演されました。


金剛永謹さんと野村万作さんという、お二人の人間国宝は圧巻の存在感を見せて下さいました。

若手お二人の対談は、大河ドラマ「光る君へ」の裏話なども取り混ぜ、とても楽しいお話でした。


最後に出演された金剛龍謹さんは、金剛永謹さんのご長男として京都市に生まれ、5歳で仕舞「猩々」にて初舞台を踏まれたとの事。
2017年には、バチカン宮殿で、能楽の宝生流と金剛流による合同公演が行われ、故ヨハネ・パウロ2世法王の前で「羽衣」を演じられたそうです。
昨晩の「葵上」の表現も見事という言葉しか見つからず、感激致しました。


御年93歳を迎えられる万作さん、36歳というお若さの龍謹さん、
ご出演の皆様の演技に魅せられ、日本が誇る伝統文化を拝見出来る事の幸せを痛感した夜でした。

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