「小田原梅まつり」に行ってきました。
訪れた曽我梅林は、富士山と箱根の山を背景に、約35,000本という見事な梅が咲き誇っていました。
神奈川県小田原では、今から約600年以上も昔、北条氏の時代に梅の実を兵糧用にするため、城下に多くの梅の木が植えられたそうです。
江戸時代には、小田原藩主の大久保氏により梅の栽培が奨励され、急速に増え、さらに、箱根越えの宿場町として、旅人の必需品(弁当の防腐、のどの渇きを癒す、健康食品)としても梅干が重宝されたそうです。
(曽我別所梅まつり公式ホームページより)
曽我の里は、歌舞伎で有名な「曽我物語」ゆかりの地だそうで、多くの名所、旧跡があり、梅の花を楽しみながら、歴史散策をすることもできます。
梅林を散策していると、辺りには梅の良い香りが漂い、見渡す限りの梅林は、夢のような景色でした。
梅の花は、早春を告げる花として昔から愛され、たくさんの和歌にも詠まれてきました。
そんな人々に思いを馳せるひとときでした。(さとみ)