今年、山の庭は色々と変化がありました。

前の記事に書いた六角ベンチコーナーはそのうちの目玉でしたが、ほかにもちょこちょこと進化を遂げています。

今回は庭をめぐる通路・小道のご紹介です。


これは5月半ばに写した芝生と畑の間にある小道の様子です。
写真下半分、道の左側に沿って石を積んであるのが見えるでしょうか。
庭から出てきた石を使ってあるのですが、サイズが小さく、ただ積んだだけだったので、よく崩れていました。

また、足元にはぬかるみ防止のマルチングがしてありますが、これは枝を家庭用の粉砕機にかけて細かくしたものを敷き詰めました。
お金がかからなくていいのですが、冬にはやはり凍ったり霜柱でぬかるんだりします。(雑草の多少の抑制効果はあるようです。)


春なので芝桜とムスカリがきれいです。
奥のとんがり型パーゴラは昨年父が作りました。
バラを誘引してバラのアーチになる予定です。

それが9月にはこうなりました!
マルチングをレンガに変更し、石垣もやめて、大きめのレンガで土留め兼花壇の縁取りにしました。
自然素材は好きですが、やはりレンガが入ると庭が引き締まるように思います。
特にここは庭の真ん中なので、より一層雰囲気もアップしたのではないでしょうか。

レンガが土で汚れているのは、土の地面に直接レンガを並べたためです。
本来ならば掘って砂利を入れ、セメントや砂でレンガを固定するのが筋ですが、「固めたくない!」という母のポリシーから(そしてコストと労力の削減のため)、こういう形となりました。
また、斜面をなんとなく平らにしながら庭を作っているので道もなんとなく坂道になっています。


秋なので背景にはサラシナショウマの咲いているのが見えます。
お隣さんの借景ですが


こちらは先ほどの小道から畑をはさんで反対側にある小道です。
曖昧だった通り道がハッキリと見えて、奥の左側にある果樹コーナーへと散策路がつながりました。

ここも地面に直接並べただけです。これから冬を迎えて地面は凍結しますが、前の道も同様、どうなることやら…。

やってみなくちゃわからない。とりあえずやってみよー!
というのがうちの流儀なようです(笑)。


この道の先、左手は果樹コーナー、そして右に連なる飛び石の道が今年新しくできた道です。

束石が(なぜか三つ)見えますね。ここにもアーチができる予定です。

うちではこの丸い御影石の飛び石を多用しています。
なぜなら、一枚にかなりの重量があり地面の凍結でも持ち上がりにくいことと、和洋の雰囲気を問わずに庭になじんでくれるからです。

そしてこの右の道の先には…

六角ベンチの端っこが見えます。

下の写真はベンチ側から見たところ。
以前はただうっそうと茂るだけの場所でしたが、道ができたことで新しいコーナーにも風が通ります。



道ができると庭の手入れもしやすくなり、あちらこちらに目が行くようになります。
そして通り道と植栽部分とをはっきり分けるという点でも意味は大きいと思います。


今回は三本の小道をご紹介しましたが、それらもまだ道が「できただけ」の状態。
憧れや理想の庭を実現させるには、道のりはまだまだ長そうです。