あれから数日…

(あれ)とはもちろん畷一派解散を余儀なくされたあの幽霊事件の事だ。


そう…あの事件以来、東出さんとは全く連絡がとれず、
畷さんは姿をくらましてしまった。

…残された私は
やりきれない気持ちで一杯だった。


どうにかして
畷一派を再結成させたかった私は行方不明になった二人を探した。


まずは畷先生…

を探そう思ったが、やめた。
あの人とは長い付き合いだが未だ未知なところが多く、私一人では見つけることができないと思ったからだ。


ということで、すぐに見つかりそうな東出さんの捜索にのりだした私だったが
…誤算だった。

てっきり、アパートの自室に戻っていると思っていたのだが、インターホンをいくら鳴らしても出てこない。
…家に帰ってないのだろうか?

気を落としアパートを跡にしようとした所で
後ろから聞き覚えのある声がした。

振り返るとそこには東出さん、ではなく

…そう、児島多聞だった。


出雲「…お久しぶりです。」

多聞「東出さんならまだ帰ってないみたいですよ。」

出雲「!?」




出雲「…そうですか。」

多聞「心配して来たんでしょ?」

出雲「ええ、まあ。」




出雲「あの…もし東出さんが戻られた際には伝言お願いできますか?畷先生と出雲が心配している、と。」

多聞「はい、伝えておきます。」

出雲「それでは。」



…児島多聞、不思議な人物だな。
なんだか、自分の中で彼に対する気持ちが変わってきた気がする。


あぁ早く戻りたいな、


畷先生と東出さんとまた作戦会議したり、勧誘したりしたい。

この二人が居たから
今の私がある。

怪しい宗教?かもしれないが
そんなの関係ない。
それが畷一派の繋がりなのだから。


ようやく東出さんから連絡があった。
どうやら、部屋に戻るのが怖くて外泊してたらしい。
児島多聞が伝言を伝えてくれたおかげでまた繋がった。

児島多聞…

やはり、彼も我々の仲間にしたい。
私はそう思った。

そして、
畷一派が再結成され、
再度、児島多聞宅を訪れたのは言うまでもない。



はい、以上たぁにぃの妄想でした。

読んでくれてありがとうございます。


出雲という役を演じて…

純粋に楽しかったです。衣装はちょっと問題有り?だったかもしれませんが。
インパクトはあったのではないでしょうか?


出雲へ

短い期間だったけどありがとう。
君の忠誠心の裏にある心、しっかり伝わってきたよ。
…もう当分白タイツを履く予定はないけど君の事は忘れないよ。


ありがとうございました!(・∀・)ゞ!