タイム: 7時間7分
登り: 1234m、下り: 1236m
距離: 13.5km
健康上の理由で5週間振りの登山である。流石にこれほど長く行ってないと出かけるのが億劫になってくる。でかけること自体は問題ないのだがなんといってもその準備が私には面倒で仕方がない。今回も装備品をいろいろセレクトしている内に面倒になってきたので48Lのザックを引っ張り出してきて片っ端から冬山装備をザックに詰め込んだ。荷物も重いし体力も運動不足で心配なのでアクセスも楽で、行動時間も8時間程度で戻ることが出来ると思われる樽見線近くの宇津志山から魚金山への周回を計画した。標高は低いが頂上付近には雪がありそうなので初冬の登山で期待半分、不安半分、4時過ぎに家を出た。
6時過ぎに登山口近く駐車スペースに到着。まだ真っ暗で気味が悪いし時々、時雨るのでやめたい気分だ。ぼーとしているといつの間にか明るくなっているので慌てて車外に出て準備を始めた。最初からロングスパッツも装着(底ベルトは内側へ)、まだ寒いので温まる迄、厚手のダウンパーカーを着て6時45分頃にスタートした。"山行は演劇と同じく一回性の物語だ"とは誰かの言葉だがスタート時にそう思うとワクワクして来る。
途中までは巡視路を使う。第一鉄塔(400m付近)につく前に汗が出始め、早くも上は下着だけになった。朝陽が森林の中に入射し始め清々しい。心配した体調は重荷の割には良さそうで順調に高度を上げた。第一目標の宇津志山に8時頃に到着。9:00までに到着できなければ日没迄に周回は無理なので撤退と決めていたがまずはクリヤできて嬉しい。目指す冠雪した魚金山が対面に大きい。遠いが登り甲斐がある。三角点と、木に書かれた宇津志山の文字の写真を撮ってから出発。
宇津志山から少し進み鞍部にさしかかるとまだ新しい雰囲気の幅広い交差した林道に出て何故か戸惑う。地図で確かめるとここから稜線のアップダウンを避けてほぼ等高線に沿って楽に次の稜線合流地点までいけそうだ。かなり時間セーブもできそうなので迷ったがやはり味気ないので苦労することにする。
のりこし峠からのルート合流点付近(実際はいつの間にか通過していて気がつかなかったが))からスパッツが役に立ち始めてきた。しばらくすると雪上にまだ目新しい単独行者の踏み跡を見つけて驚いた。こんなところに自分以外の人がいるなんて。何処から来たのだろう。駐車地には自分の車だけだったハズだが。そんなことを考えながら急斜面を登っていたら上の方に人影が見え、どんどん近づいてきた。お互いがびっくり。"こんなところで人に会うなんて"と相手も驚いた様子で声をかけられた。しばらく立ち止まっていろいろなことを話し合った。年齢は7X歳と遠慮勝ちにおっしゃっていたが私の年齢を聞いて驚かれたようだ。Yamapにも投稿されているとのこと、ユーザー名をお尋ねすると私が時々、活動日記を拝見し、感心させられている奥美濃の超ベテランの方と分かり感激。ツーショット写真を撮らせて頂いてお別れした(帰宅後、活動記録を拝見したら、のりこし峠から)。
先の林道出合い地点から地図を全く見ずに歩いてきたので高尾山はまだまだ先と思っていたら、いつの間にかそのピークがもうすぐのところまで来ていることに気づく。頂上間近は大きな石がゴロゴロしていて歩き難い。それに特徴のあるピークでもないのでいつの間にか何処が頂上なのかはっきりしないまま結局、通過してしまった。戻って探す気にもならないので最後のピークである魚金山へ向かう。雪と踏み跡程度のトレールを探しながら標高を上げる。頂上の雰囲気が感じられる辺りに来てようやく平野方面への展望が開けてきた。 11時42分、待望の魚金山頂上に到着。静寂。いつも通り頂上三角点とその横にザックを置いて写真を撮る。予定では13時半着だったので1時間以上余裕が出来た。遠くに伊勢湾が光って見える。時々、北風と共に時雨、曇り空で残念ながら山山の眺望は今ひとつだった。目の前、下方にスタート地点の宇津志山が逆光で黒く見える。正直、今の体調では順調過ぎておかしい気もしないではないが素直に喜ぼう。好物のメロンパン(山での昼食はいつもメロンパン一個)を頬張っていたら北風が強く時雨気味になってきたので12時を少し回った頃に頂上をあとにする。 下り始めは傾斜は緩いが石がゴロゴロしていて歩き難く、なるべく楽なルート取りに気を使う。雪がなければ踏み跡が容易に分かると思うが。駐車地方面に向かう下降ルートの尾根に入ると石ゴロゴロはなくなったが今度は急斜面が続き堆積した落ち葉でスリップ、転倒の連続で全くペースが上がらない。結局10回位はスリップ尻もち、転倒、最初の内は悪態をついていたが、途中からはもう笑うしかない。尾根が狭まったところもあり、そこでは転倒は絶対に許されないので慎重の上にも慎重に通過。ピンテが適切なところについていて精神的に助かった。設置者に感謝。あと着地点まで1時間を切った辺りで突然、左脚太もも内側が強烈に攣って悶絶したが、その場で10分位休むと何事も無かったように歩ける様になりホッとした。坐骨神経痛の持病で、頂上手前辺りから左腰がだる痛くなってきていたので覚悟はしていたのだが。いい加減に終わってくれよとぶつぶつ言いながら下降を続けていると眼下、数十メートル下にアスファルトの林道が突如現れた。最後の斜面は滑り落ちる様にして林道脇に着地した。13時40分。5週ぶりの登山が無事に終えることが出来、まだしばらくは山登りが楽しめそうだという嬉しさが湧いてきた。
登山開始は巡視路。
夜明け
宇津志山三角点
宇津志山。標識は無い。
どこだったかな?
実に歩き難い。
最後の目的地、魚金山。
伊勢湾が光っている。
岐阜方面
頂上
悶絶中
登山終了着地点














