ありがとうございます。

私は知識が豊富というわけではありません。

私より知識を持っている方は沢山いらっしゃると思います。

特に大学院に行って研究されてる方などは

その分野では私の知識は到底及ばないでしょう。

ただ、私達セラピストの知識は何のためににあるのでしょうか?

私達のセラピストの知識は患者さんを良くするためにあるのです。

ほぼこの一点につきます。

後は、セラピスト同士の共通言語や、リスク管理
などです。

知識量を比べても、それはセラピスト間の話です。

「あの人は私より知識がある」「あの人は私より知識がない」というのは患者さんには関係のない話です。

もちろん知識がなくても大丈夫という訳でありません。

患者さんの治療に差し障りがある知識の無さは、問題です。

話が脱線しましたが、

知識は使うものであって使われるものではないという事です。

私は知識量では多くの方に引けをとりますが、

患者さんを良くするための知識は最低限持ち合わせていると思っています。

もちろん、まだまだ進化していく予定ではあります。

色んな方とディスカッションすることがありますが、

知識量があり頭がいい方ほど

論文などの知識に囚われすぎている感があります。

そしてその知識を患者さんの治療という実学に使うのでなく、

自分のプライドを守るため、虚勢をはるために使ったり、

他人を攻撃するために使ったりすることが残念でなりません。

効果や結果を見ていただければ一目瞭然ですが、

私の治療に方法は一般的に良いとされていることとは真逆になったりしますので、

知識に使われて入る方は、その事が許せないのでしょう。

ですから「その方法にはエビデンスはあるんですか?」と聞いてくる事が多いです。

こちらとしてはエビデンスがあるという治療方法を沢山試して、それでも治らなくて困ってるから

新しい治療概念を産み出さざる得なかったのに、

「それってエビデンスあるんですか?」と聞いてくる知識人に一言言うならば、

「エビデンスがあればその患者さんに効果がなくてもその治療法を行なっても良いの?」

です。

例えが良いとは思いませんが、

この抗癌剤は95%の方に効果があります。

後の5%の方は悪影響だけ残ります。

あなたが、どちらに当てはまるか評価する方法があるのですが、エビデンスがあるのでそこは評価せずに抗癌剤を投与しようと思います。

と説明されて納得する患者さんはどのくらいいらっしゃるのでしょうか?

少なくとも私は納得できません。

今、巷で行なっている治療法はそういう事です。

エビデンスがあれば何をしても良いのでしょうか?

私には疑問が残るのです。

これを私は「エビデンスで殴る」と考えてます。

知識に使われるのではなく知識を使う事が大切です。

もちろんその知識も実学(実際に使えるもの)である必要があります。

今日は話が長くなりましたので、明日に私が参考にしているものをお伝えさせていただきます。

よろしくお願い申し上げます。