第22話 "Nothing but Chicks" | yoshのブログ

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あまり英語が話せなかった私が留学もせず、半年で英語が話せるように。
その経験を生かし、皆様にも英語が話せる喜びを与えたい。
そう思い、英会話スクールCPS 4Uを始めました。
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「東大寺さん。火曜日の7時45分からでしたら、東大寺さんのレベルとご意向に沿った
グループがあります」
「あっ、北川さん。失礼ですけど、北川さんってあんましモテはらないですよね」
「え、えぇそうですね」
 彼が指摘していることは、あながち間違いではない。
 でも、お蔭さまでようやく私も陽の目を見ることができた。
 しかも感動のあまり声が漏れそうなほどの御来光のような美しい陽の光。
 また、それが事実だとしても、彼には言われたくはなかった。
「それで、北川さんってモテへんだけですか?」
「恐れ入ります。どういう意味でしょうか?」
「センスは悪くないですか? そのグループの女性ってほんまに可愛い子ばっかりですか?」
「私のセンスはともかく、そのグループの女性は皆さん本当に美しいと思います」
「あっ、そうや。すみません。私火曜日は都合悪いんです。他の曜日では、そんなグループは
ないんですか?」
 彼が由梨のいるクラスに入ったからといって、私たちの関係がおかしくなるとは思わない。
 しかし、由梨と同じ空間に近付けたい男性ではない。
 なぜか勝手にそう判断していた。
「あとは水曜日の同じ時間ですね」
「そこもおんなしですか? 可愛い子ばっかりですか?」
「美しいし、可愛い女性ばっかりですよ。でも、このグループはかなりハードルが高いとは
思いますが」
 余計なことを言ってしまった。
 心の中で思い切り舌打ちをした。
「ハードルが高いってどういうことです?」
「他のグループもそうなんですが、そのグループは本当にレベルの高い女性ばっかりですよ」
 由梨だけを強調するような発言はできない。
 でも、正直何と言うべきか分からなかった。
「ハードルが高いほうが、私燃えるんですよ」
 大仏様が燃えるだなんて、聞いたことがない。
 まだ彼と話しを初めて少ししか時間が経っていない。
 でも、外見は寸分違わぬ大仏様。
 しかし心の中は、かなりサイケな男。
 やはり由梨と同じクラスになるというのは、かなり頭痛の種になるだろう。
「まぁ、頑張ってください」
「こっちこそ、宜しくです。お互い頑張りましょう」
 東大寺のレッスンは、次の週から開始することに決まった。
 何も起こらないはずはない。
 それでも私と由梨の関係にひびが入ることはない。
 それだけは確信していた。